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令和4年第124回定例会(第7日) 本文 開催日: 2022年03月03日
令和4年第124回定例会(第7日) 名簿 開催日: 2022年03月03日

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  1. 気仙沼市議会 2022-03-03
    令和4年第124回定例会(第7日) 本文 開催日: 2022年03月03日


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2022-03-03 令和4年第124回定例会(第7日) 本文 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 179 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◎議長菅原清喜君) 選択 2 : ◎議長菅原清喜君) 選択 3 : ◎議長菅原清喜君) 選択 4 : ◎議長菅原清喜君) 選択 5 : ◎議長菅原清喜君) 選択 6 : ◎議長菅原清喜君) 選択 7 : ◎8番(菊田 篤君) 選択 8 : ◎議長菅原清喜君) 選択 9 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 10 : ◎議長菅原清喜君) 選択 11 : ◎8番(菊田 篤君) 選択 12 : ◎議長菅原清喜君) 選択 13 : ◎社会福祉課長遠藤光春君) 選択 14 : ◎議長菅原清喜君) 選択 15 : ◎8番(菊田 篤君) 選択 16 : ◎議長菅原清喜君) 選択 17 : ◎社会福祉課長遠藤光春君) 選択 18 : ◎議長菅原清喜君) 選択 19 : ◎8番(菊田 篤君) 選択 20 : ◎議長菅原清喜君) 選択 21 : ◎危機管理監兼危機管理課長阿部久人君) 選択 22 : ◎議長菅原清喜君) 選択 23 : ◎8番(菊田 篤君) 選択 24 : ◎議長菅原清喜君) 選択 25 : ◎農林課長(高舘典生君) 選択 26 : ◎議長菅原清喜君) 選択 27 : ◎8番(菊田 篤君) 選択 28 : ◎議長菅原清喜君) 選択 29 : ◎教育長(小山 淳君) 選択 30 : ◎議長菅原清喜君) 選択 31 : ◎8番(菊田 篤君) 選択 32 : ◎議長菅原清喜君) 選択 33 : ◎学校教育課長(尾形浩明君) 選択 34 : ◎議長菅原清喜君) 選択 35 : ◎8番(菊田 篤君) 選択 36 : ◎議長菅原清喜君) 選択 37 : ◎学校教育課副参事(小松幸恵君) 選択 38 : ◎議長菅原清喜君) 選択 39 : ◎8番(菊田 篤君) 選択 40 : ◎議長菅原清喜君) 選択 41 : ◎学校教育課長(尾形浩明君) 選択 42 : ◎議長菅原清喜君) 選択 43 : ◎8番(菊田 篤君) 選択 44 : ◎議長菅原清喜君) 選択 45 : ◎学校教育課副参事(小松幸恵君) 選択 46 : ◎議長菅原清喜君) 選択 47 : ◎8番(菊田 篤君) 選択 48 : ◎議長菅原清喜君) 選択 49 : ◎議長菅原清喜君) 選択 50 : ◎1番(今川 悟君) 選択 51 : ◎議長菅原清喜君) 選択 52 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 53 : ◎議長菅原清喜君) 選択 54 : ◎1番(今川 悟君) 選択 55 : ◎議長菅原清喜君) 選択 56 : ◎危機管理監兼危機管理課長阿部久人君) 選択 57 : ◎議長菅原清喜君) 選択 58 : ◎1番(今川 悟君) 選択 59 : ◎議長菅原清喜君) 選択 60 : ◎危機管理監兼危機管理課長阿部久人君) 選択 61 : ◎議長菅原清喜君) 選択 62 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 63 : ◎議長菅原清喜君) 選択 64 : ◎1番(今川 悟君) 選択 65 : ◎議長菅原清喜君) 選択 66 : ◎水産課長(川村貴史君) 選択 67 : ◎議長菅原清喜君) 選択 68 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 69 : ◎議長菅原清喜君) 選択 70 : ◎1番(今川 悟君) 選択 71 : ◎議長菅原清喜君) 選択 72 : ◎危機管理監兼危機管理課長阿部久人君) 選択 73 : ◎議長菅原清喜君) 選択 74 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 75 : ◎議長菅原清喜君) 選択 76 : ◎1番(今川 悟君) 選択 77 : ◎議長菅原清喜君) 選択 78 : ◎財産管理課長(伊東秋広君) 選択 79 : ◎議長菅原清喜君) 選択 80 : ◎1番(今川 悟君) 選択 81 : ◎議長菅原清喜君) 選択 82 : ◎財産管理課長(伊東秋広君) 選択 83 : ◎議長菅原清喜君) 選択 84 : ◎1番(今川 悟君) 選択 85 : ◎議長菅原清喜君) 選択 86 : ◎教育長(小山 淳君) 選択 87 : ◎議長菅原清喜君) 選択 88 : ◎1番(今川 悟君) 選択 89 : ◎議長菅原清喜君) 選択 90 : ◎生涯学習課長(畠山高寛君) 選択 91 : ◎議長菅原清喜君) 選択 92 : ◎1番(今川 悟君) 選択 93 : ◎議長菅原清喜君) 選択 94 : ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 選択 95 : ◎議長菅原清喜君) 選択 96 : ◎1番(今川 悟君) 選択 97 : ◎議長菅原清喜君) 選択 98 : ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 選択 99 : ◎議長菅原清喜君) 選択 100 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 101 : ◎議長菅原清喜君) 選択 102 : ◎1番(今川 悟君) 選択 103 : ◎議長菅原清喜君) 選択 104 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 105 : ◎議長菅原清喜君) 選択 106 : ◎教育長(小山 淳君) 選択 107 : ◎議長菅原清喜君) 選択 108 : ◎1番(今川 悟君) 選択 109 : ◎議長菅原清喜君) 選択 110 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 111 : ◎議長菅原清喜君) 選択 112 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 113 : ◎議長菅原清喜君) 選択 114 : ◎1番(今川 悟君) 選択 115 : ◎議長菅原清喜君) 選択 116 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 117 : ◎議長菅原清喜君) 選択 118 : ◎1番(今川 悟君) 選択 119 : ◎議長菅原清喜君) 選択 120 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 121 : ◎議長菅原清喜君) 選択 122 : ◎1番(今川 悟君) 選択 123 : ◎議長菅原清喜君) 選択 124 : ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 選択 125 : ◎議長菅原清喜君) 選択 126 : ◎1番(今川 悟君) 選択 127 : ◎議長菅原清喜君) 選択 128 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 129 : ◎議長菅原清喜君) 選択 130 : ◎1番(今川 悟君) 選択 131 : ◎議長菅原清喜君) 選択 132 : ◎議長菅原清喜君) 選択 133 : ◎議長菅原清喜君) 選択 134 : ◎14番(村上佳市君) 選択 135 : ◎議長菅原清喜君) 選択 136 : ◎住宅課長(三浦道明君) 選択 137 : ◎議長菅原清喜君) 選択 138 : ◎14番(村上佳市君) 選択 139 : ◎議長菅原清喜君) 選択 140 : ◎住宅課長(三浦道明君) 選択 141 : ◎議長菅原清喜君) 選択 142 : ◎財産管理課長(伊東秋広君) 選択 143 : ◎議長菅原清喜君) 選択 144 : ◎14番(村上佳市君) 選択 145 : ◎議長菅原清喜君) 選択 146 : ◎危機管理監兼危機管理課長阿部久人君) 選択 147 : ◎議長菅原清喜君) 選択 148 : ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 選択 149 : ◎議長菅原清喜君) 選択 150 : ◎14番(村上佳市君) 選択 151 : ◎議長菅原清喜君) 選択 152 : ◎12番(千葉慶人君) 選択 153 : ◎議長菅原清喜君) 選択 154 : ◎危機管理監兼危機管理課長阿部久人君) 選択 155 : ◎議長菅原清喜君) 選択 156 : ◎12番(千葉慶人君) 選択 157 : ◎議長菅原清喜君) 選択 158 : ◎市長(菅原 茂君) 選択 159 : ◎議長菅原清喜君) 選択 160 : ◎9番(秋山善治郎君) 選択 161 : ◎議長菅原清喜君) 選択 162 : ◎住宅課長(三浦道明君) 選択 163 : ◎議長菅原清喜君) 選択 164 : ◎9番(秋山善治郎君) 選択 165 : ◎議長菅原清喜君) 選択 166 : ◎財産管理課長(伊東秋広君) 選択 167 : ◎議長菅原清喜君) 選択 168 : ◎20番(小野寺俊朗君) 選択 169 : ◎議長菅原清喜君) 選択 170 : ◎住宅課長(三浦道明君) 選択 171 : ◎議長菅原清喜君) 選択 172 : ◎20番(小野寺俊朗君) 選択 173 : ◎議長菅原清喜君) 選択 174 : ◎議長菅原清喜君) 選択 175 : ◎9番(秋山善治郎君) 選択 176 : ◎議長菅原清喜君) 選択 177 : ◎水産課長(川村貴史君) 選択 178 : ◎議長菅原清喜君) 選択 179 : ◎議長菅原清喜君) ↑ ページの先頭へ 本文 ▼最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:      午前10時00分  開 議 ◎議長菅原清喜君) ただいまの出席議員数は23名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 2: ◎議長菅原清喜君) 本日の欠席届出議員は18番高橋清男君。遅参届出議員はございません。  以上のとおりでありますので御報告いたします。 3: ◎議長菅原清喜君) 次に、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、23番小山和廣君、2番三浦友幸君を指名いたします。 4: ◎議長菅原清喜君) 次に、地方自治法第121条の規定により、説明のため出席を求めましたところ、配付の名簿のとおりでございますので、御報告いたします。 5: ◎議長菅原清喜君) 次に、報道機関から写真撮影等の申出があり、議長はこれを許可しておりますので、御報告いたします。 6: ◎議長菅原清喜君) これより日程に従いまして一般質問を行います。  順次質問を許可いたします。  初めに、「過去の一般質問から改めて確認が必要な事項について」外1か件、8番菊田 篤君の質問を行います。8番菊田 篤君。 7: ◎8番(菊田 篤君) おはようございます。3月3日木曜日、会派未来の菊田 篤でございます。  早速、通告に従い質問させていただきます。  1か件目でございます。  過去の一般質問から改めて確認が必要な事項として、(1)令和2年9月18日、第113回気仙沼市議会定例会第4日の一般質問大項目で、「障害者差別解消法の施行から4年経過した気仙沼市の取組について」として、(2)の「法第15条(啓発活動)について」の再質問の際に、「委託契約または指定管理の契約の条件として、合理的配慮の提供に努めることの文言を盛り込んではいかがか」という提案に対し、「社会福祉課だけでは解決できる問題ではないと捉えております。市の内部で関係課としっかりと話合いをした上でつくり上げていかなければならないと思いますので、今後は関係課と話合いをしながら、実現に向け担当課としても努力していきたいと思います」と答弁されました。  あれから1年半が経過しましたが、このことについて、関係課でどのような話合いがされたのか。委託契約または指定管理の契約条件として、合理的配慮を盛り込んだ契約はあるのか。さらに、今後の取組について市長にお伺いいたします。  この合理的配慮ですが、市職員が共通の認識を得るためにも勉強会等が必要と考えますが、市長の御所見を伺います。  (2)(1)同様、「障害者差別解消法の施行から4年経過した気仙沼市の取組について」として、(3)の「法第17条(障害者差別解消支援地域協議会)について」の質問で、地域全体で話し合う仕組みの「障害者差別解消支援地域協議会」を設置すべきと提案した際の再質問の答弁で、「市の自立支援協議会の権利擁護部会を位置づけたいと考えていますが、提言のとおり構成の中で法曹分野の委員を加えることも検討しながら、幅広く意見をいただける場、そういったものを今後考えていきたいと思っております」と答弁されました。  このことについて、どのような検討がされたのか、法曹分野の委員を加えたのか、さらに、今後の取組について市長にお伺いいたします。  私は地域全体として差別の解消に向けた主体的な取組が行われることを狙いとする「障害者差別解消支援地域協議会」を設置すべきと改めて提案いたしますが、市長の御所見を伺います。
     (3)同じく第113回の一般質問で、大項目2、「新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた避難所開設について」の(3)の「避難所開設・運営マニュアル「新型コロナウイルス等感染症対策編」について」の4)で、「避難所へのペットの同行避難について、ルールを定めた上で対応可能な避難所を事前に示しておくべき」と提案した際、「ペット同行の対応が可能な避難所については、各避難所の状況に応じ、その可否と可能な対応内容を検討してまいります。なお、一般のペットは、避難所屋外が原則となりますが、盲導犬や介助犬などについてはパーティションの位置を工夫するなどして、飼い主の方と一緒に屋内避難できるようにしてまいります」と答弁がありました。  災害はいつやってくるか分かりません。早期に整備する必要があると考えますが、現在の検討状況を市長にお伺いいたします。  また、盲導犬や介助犬などを加えた避難所訓練も必要と考えますが、市長の御所見をお伺いいたします。  (4)令和3年9月16日、第119回気仙沼市議会定例会第3日の一般質問、大項目2、「続・復興のその先の農業と農地を考える」、(1)農地の復旧・復興についての3)の再質問の中で、圃場整備地内にある用水路、排水路、農道、いわゆる農業用施設等が被災した場合、誰が直すのかという趣旨の質問をしたところ、「圃場整備地内については、受益ということで圃場整備を行っておりますので、そちらについては受益者のほうでお願いしたいと考えております」と答弁をいただきました。  私は農道の利用については、一般車両も通行することを踏まえ、受益者は必ずしも農家だけとは限らないのではないかと考えます。  あわせて、階上大谷土地改良区においては、同改良区内の被災した農道の整備については、市で実施することになっていると確認しております。改めて復興事業の圃場整備地内にある農道が被災した場合の整備について市長にお伺いいたします。よろしくお願いします。 8: ◎議長菅原清喜君) 8番菊田 篤君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 9: ◎市長(菅原 茂君) 菊田 篤議員の質問にお答えいたします。  過去の一般質問から改めて確認が必要な事項についてでありますが、初めに、委託契約または指定管理の契約の条件として、合理的配慮の提供に努めることの文言を盛り込むことについては、委託事業者及び指定管理者においても、市と同様に障害者が不利益を受けることのないよう、適切な対応を図るべきと考えております。  このことから、業務委託については契約書書式例を改正し、合理的配慮の提供に努めることの文言を加え、また指定管理については、公募や大規模施設などでは、事前に評価基準を示した上で、毎年度、指定管理者から提出される管理に関する事業報告書と併せ、別途、市民の平等などについての実績と評価を行う利用評価表により確認しております。  なお、昨年度締結した障害者福祉3施設の指定管理基本協定においては、合理的配慮の提供の文言を記載しているところでありますが、今後、標準となる基本協定のひな形に追記し、全ての業務及び施設について適切な取扱いができるよう努めてまいります。  次に、市職員の勉強会についてでありますが、コロナ禍の前には職員研修を実施しており、障害を持つ方の立場に立ち、どのようなことを感じているかを知るなど、障害の理解とコミュニケーションや支援方法について、一定の理解度を上げる機会となりましたが、継続した実施はできておりません。  今後、職員一人一人が具体的な行動に反映できるよう、開催方法を工夫し実施してまいります。  次に、障害者差別解消地域支援協議会の設置についてでありますが、これまで自立支援協議会の権利擁護部会で、障害者差別解消法における地域協議会の役割や必要性、また、部会への位置づけについて協議し、同部会でその役割を担う方針としたところであります。  また、部会員からは、事業所や関係機関とネットワークを構築し、情報共有を図ることは非常に有意義であるなどの積極的な御意見をいただいているところでありますが、構成員に法曹分野や事業者などから参加を求めることについてはまだ十分に議論されておりませんので、引き続き部会構成や在り方について検討を進めてまいります。  次に、避難所へのペットの同行避難についてでありますが、現在の検討状況については、一般のペットは、避難所屋外での管理を原則としておりましたが、暑さ寒さ対策の観点から、屋内での同行避難も視野に検討を進めているところであり、一般の避難スペースから離れた場所で、ペットの鳴き声や臭い、アレルギー対策など、衛生面に配慮した上で、避難可能な場所が確保できるかなど、各施設の現状を確認しているところであります。  現在検討を進めている避難所の見直しの中で、気仙沼地域に2か所、唐桑本吉地域に各1か所程度、ペットの同行避難者を受け入れられる避難所を指定していきたいと考えております。  次に、盲導犬や介助犬などを加えた避難所訓練についてでありますが、盲導犬や介助犬などの補助犬の避難所における対応については、身体障害者補助犬法の趣旨にのっとり、同伴で屋内避難できる環境を整えるべきものと認識しております。  補助犬同伴の避難については、周りの避難者が補助犬に対する理解を深める必要があり、補助犬の避難所訓練への参加により、市民の理解を促進する効果が期待できると考えられますが、本年2月現在、本市においては補助犬を飼っている方がいないことから、今後その必要が生じた場合には、対象者や地域の協力を得ながら避難所訓練を実施してまいります。  次に、圃場整備地内の農道が被災した場合の整備についてでありますが、圃場整備地内は、草刈りなどの日常の維持管理を含め、原則、受益者に整備をお願いすることになります。  その中で、受益者以外の一般車両も通行する農道については、道路敷内に設けている圃場に必要な用排水施設や個々の圃場への乗り入れ部などの整備は受益者の皆様にお願いしますが、砂利、敷砂利などの通行に係る道路機能部分の整備については、道路管理者である市が行うこととしております。 10: ◎議長菅原清喜君) 8番菊田 篤君。 11: ◎8番(菊田 篤君) ありがとうございます。  順次、再質問をさせていただきます。  まずは、障害者差別解消法のほうの、前回提案させていただいた文言の盛り込みというところで、加えていただけるような内容の答弁をいただきました。ありがとうございます。  実はこの質問をした後に、既に2021年5月に改正障害者差別解消法というのが成立して、同6月には3年以内に施行されるとして交付されております。その改正部分は、まさしく行政への義務だったものを民間事業者まで、民間事業者は合理的配慮の提供についての努力義務だったんですが、民間事業者も義務化されるということでありますので。そのことは、この気仙沼市の中で企業の皆さんにも十分に理解をいただきたいというふうな、広がりをつくるために、まずは一つの提案としてこのような形を提案したんですが。今後、これが義務化されることになりましたので、市としてもどのような取組ができるのか、今、もしお考えがあればお聞きしたいと思います。 12: ◎議長菅原清喜君) 社会福祉課長遠藤光春君。 13: ◎社会福祉課長遠藤光春君) お答えいたします。  改正の法律については、こちらでも承知しております。今議員がおっしゃったとおり、昨年の通常国会で成立して、交付した日から起算して3年を超えない範囲で施行するという内容の条文だと思いました。これまで行政機関にだけ義務を課していたものが、今度事業者へも義務化されるという内容の法改正でありますので、これにつきましてはやはり法律の内容をしっかりと確認した上で、庁内で、初めに関係課とこの内容について共有しながら、事業者への周知について考えていきたいと思います。 14: ◎議長菅原清喜君) 8番菊田 篤君。 15: ◎8番(菊田 篤君) ありがとうございます。  まさしくこの法律が改正されて義務化されたところですが、実際にそのことが事業者さんの中で広がっていかないと、法律が改正されただけで変わりはないという状況では、それはまずいだろうと思いますし、これからどうやってその理解を広げていくかということが重要になると思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。  また、勉強会についても、今コロナ禍でなかなか動きが取りにくいところでもありますが、改めて勉強会のほうもよろしくお願いしたいと思います。  それから、(2)です。私は改めてその支援地域協議会というのを設置すべきだとお話ししたんですが、ただ、この支援地域協議会と同じような動きができれば、それはそれでいいだろうとは思っております。いずれ法曹分野というか、適格な委員さんを加えながら進めていっていただきたいと思っております。  今、私の手元に、平成29年の内閣府政策統括官が出した障害者差別解消支援地域協議会の設置運営に関するガイドラインを持っていますが、多分、課長も見ているだろうと思います。なぜ必要なのかということが書いてありますし、それから、3ページの中に「職員の事務負担の軽減」と書いてあります。要するに事例がたくさん集まってくれば、そのことが知識として、または事例として、相談業務をされた際にもすぐ返せると。それを蓄積していくことが、いずれ将来の事務負担の軽減につながるとなっていますし、それからあと、相談に来られた方もスムーズな対応がされるというところでは、解決に向けた動きが早くなるとも思いますので、そこも踏まえて、改めて権利擁護部会のほうで話合いをしながら進めていっていただきたいと思うんですが。もう一度お聞きします。 16: ◎議長菅原清喜君) 社会福祉課長遠藤光春君。 17: ◎社会福祉課長遠藤光春君) 障害者差別支援地域協議会につきましては、ただいま議員がおっしゃいましたとおり、差別に関する情報の共有とか、今後解消するための取組や、効果的かつ円滑にするための、この協議会の設置という目的があります。  そこで、実施内容としては、対応した事案の共有とか、場合によっては紛争の解決の後押しをしたりとか、あと障害者差別に関する取組の周知や発信、そういった理解のための研修なども、その中に業務として盛り込まれているものであります。差別解消を進める上で非常に大事な機関となりますので、そういった部分で今後、この自立支援協議会の権利擁護部会を強化しながら、この事業がしっかりと行えるように進めてまいりたいと思います。 18: ◎議長菅原清喜君) 8番菊田 篤君。 19: ◎8番(菊田 篤君) ありがとうございます。  障害者差別解消法については、障害者のみならず、例えばその障害を持つ人の兄弟にまでそういう広がりがあったほうがいいのではないかという意見もありながら、様々な事例を研究していただきたいと思っていますし、ここでどうしても重要なのが合理的配慮の提供という、それが何ぞやという話になってくると思います。その理解の輪を一つ一つ広げていくことが、相手をおもんぱかるというか、そういう気持ちを広げていくことが、やがては社会の平和につながっていくんだろうと思いますし、ちょっと大きな話になりますけれども、世界平和にも一つ一つがつながっていくのではないかと思っております。このことは大事なことだと思いますので、ぜひ取組をお願いしたいと思っております。今後の経過を私も注視していきたいと思います。  (3)に移ります。  ペット避難所ということで、これは以前もその方向で進めていくということでしたが、なかなか感染症対策でいろんな会議が開けないということも一つの要因ではないかと、ただ、できることも様々あるのかなと思っておりました。前回は私の思いでお話をしましたけれども、実際に東日本大震災のときも、ペットを避難所に連れて避難されたと。あの混乱の中ですので、あれはあれで状況としては仕方なかったのかとは思いますが、アレルギー、それから子供の泣き声や、ペットの鳴き声、そういったすごいストレスのかかる状態があったんだろうと思っております。少しでも安心できる避難所というところが1つは必要なのかなと思うと、まずはペットの同行避難というのも、このまま置いておくわけにはいかないと思いました。  改めて、その方向で進むということは間違いないと思います。ただ、ペットを飼っている人の声というのは、どのような形で今まで聞いてたのか。その辺も確認だけさせていただければと。ペットを飼ったことがある、飼ったことがない、または飼っている、飼っていない人の、お互いの寄り添いの中で話を積み上げていかなければならないと思いますので。まずは飼っている人の声というのはどのような形で今まで聞いていたのか、その辺を確認したいと思います。 20: ◎議長菅原清喜君) 危機管理監兼危機管理課長阿部久人君。 21: ◎危機管理監兼危機管理課長阿部久人君) お答えいたします。  ペットを飼っている人の声ということで、職員にそういう人が近くにいれば、どういう状況か聞いてほしいということをお願いしました。私自身も確認しております。  まずは、犬を飼っている人だったんですけれども、避難所に行くのは少し抵抗があると。そういう環境に慣れていない。果たして連れていっていいのかという思いになるということでした。環境を整えたらどうなんだという話もしました。環境を整えているんであれば、行ってもいい。ただ、こちらで考えていたような、外に置くっていうのはちょっと考えられない。やはり一緒にいたい。そういうお話を受けて、あと、ほかの犬なんかもいるところで、できればむやみにほえないような飼い方、教育をしているかどうかも確認したんですが、そこまではやらない、やっていないと。だからこそ行くのにちょっと抵抗があったと。  そういうことを踏まえまして、ある程度部屋のあるところ、そして一般の避難者とは別の部屋に設けられるようなところが必要だと考えております。それも全ての避難所というわけにはいかないと考えておりまして、先ほど市長が答弁したとおり、旧気仙沼地域に2か所、唐桑本吉地域にそれぞれ1か所程度設けていきたいと考えております。  以上です。 22: ◎議長菅原清喜君) 8番菊田 篤君。 23: ◎8番(菊田 篤君) ありがとうございます。  他の各県とか市のペット同行避難のマニュアルを見ますと、確かに今課長が言うとおり、日頃から避難所に適応できるように、ちゃんとお座りから何から、あと特定の場所で用を足せるようにとか、そういうしつけをしっかりしておきなさいみたいなことを書いてあるんですが、意識としては分かるんですけれども、それが実際になっているかというと、なかなか難しいだろうとは思っております。ただ、コロナ禍においては分散避難というのも一つありますので、自分自身で避難をする場所を見つけられればいいんですが、どこにも行くところがなくてみたいな形にはしたくないと思っておりますし、そういう受入れ体制があるのであれば、またできた暁には、そのことを周知していただきたいと思っております。  なお、このコロナ禍でも、人を集めなくてもできる方法というのをまた模索しながら、このことを進めていっていただければと思います。また、盲導犬、介助犬についても、必要の都度、地域の避難訓練等々あると思いますので、ぜひ実施をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  では(4)です。  前回の、「続・復興のその先の農業と農地を考える」というところで、道路に関して、農道に関しては受益者負担ですと、はっきり農家とは言ってないですけれども、私は農家と捉えました。  ただ、先ほども言ったとおり、一般車両も通行するというところもありますので。するところ、しないところ、多分確かにあるかもしれません。全くしないというところは、ゼロではないと思いますけれども、量の多いところ、少ないところとあると思いますが、この道路は受益者というか農家が、この道路は市がという、道路に色がついてるわけではないですし、なかなかその判断は難しいんだろうと思います。それからあと、実際には階上大谷土地改良区では全て、農道については市で実施してもらっているという話を聞いておりますので。これは圃場整備事業としてはこの最知工区、大谷もそうですし、田の沢、それから杉ノ下という地域があり、また今後、圃場整備事業を施工する地区もありますことから、整理をしておいたほうがいいと思ったので、改めて質問をさせていただきました。私が理解したのは、では農道は市のほうでやりますよ、乗り入れ口は受益者というか農家のほうでやってくださいという整理で、もう一度確認したいと思います。 24: ◎議長菅原清喜君) 農林課長高舘典生君。 25: ◎農林課長(高舘典生君) お答えいたします。  個々の圃場への乗り入れ部分、それから施設に設けている圃場に必要な用排水路施設については、今議員からもお話がありました受益者の皆さんで維持管理を基本的にはお願いしたいと考えております。  ただ、お話にありました一般車両も通行する農道の道路機能部分については市のほうで対応するということでお願いしたいと考えております。よろしくお願いいたします。 26: ◎議長菅原清喜君) 8番菊田 篤君。 27: ◎8番(菊田 篤君) ありがとうございます。私が答弁をいただきたい内容でいただいたので、私個人としてはよかったと思っております。  やっぱり農道で作業をしていると、どうしても車を道路に止めなければならない場面も出てきます。その際に、後ろから来た一般車両に邪魔だからどけと言われたことがあって、圃場整備した後にどうなのかなと。でも、それは道路だから通るなという話でもないですし、なかなか難しいところだと思っていたところもあります。やっぱり農作業では市道も使わざるを得ないんです。確かに本来は使っては駄目なんでしょうけれども、作業中に警察車両が来たということもありまして、地域の方々に理解をもらいながら農業は進めていかなければならないと思っているのが今の現状だというお話です。  では、2か件目に入りたいと思います。  よりよい学校環境の整備について。  (1)過去の一般質問でも取り上げたコミュニティ・スクールについて、改めて質問いたします。  現在、市内4校(津谷小学校、津谷中学校、階上中学校、面瀬中学校)がコミュニティ・スクールとして学校運営協議会を設置しておりますが、その成果と課題、今後の推進について教育長にお伺いします。  (2)昨年11月の地方紙に、「白石市白石第一小学校の防球ネットの木製支柱が折れて、6年生男児2人が死傷した事故で、白石市教育委員会は、2022年度に市内の各校に学校安全委員会を設置する再発防止策を発表した。学校安全委員会は、教員に限らず保護者や地域の人にも参加を促し、危険箇所の分析や点検について話し合う。各校が年度内につくる学校安全計画の内容も議論し、必要であれば見直しを求める。再発防止策は、有識者による事故調査委員会の提言を基にまとめた。安全委員会の設置のほか、大型備品の設置目的や耐久年数などを各校ごとに把握する「施設等管理台帳」の整備や、県を介した自治体間の情報共有も図る」との記事がありました。  この事故は、昨年4月、学校の敷地内で起きた非常に痛ましい事故でした。この事故を受けて翌5月には、文部科学省から全国の教育委員会に、学校設備を点検するよう通知が出されました。通知のとおり、本市においても点検をされていると思いますが、その点検状況について、誰が点検をしたのか、危険な設備はあったのかについて、学校名、件数及びその対応状況について教育長にお伺いいたします。  私は本市においても、白石市同様、地域や保護者と共に学校を取り巻く環境の安全を協議する学校安全委員会の設置と、施設等管理台帳の適切な整備をすべきと提案いたしますが、教育長の御所見をお伺いいたします。  (3)ウェブベルマークについて。  「ウェブベルマークとは、ネットショッピングの広告費を利用する新しいベルマーク運動の形です。ウェブベルマークサイトを経由してから、各ショップの商品やサービスを利用するだけで、自己負担なく支援金を生み出すことができます。支援金は、ウェブベルマーク協会からベルマーク教育助成財団を通じて、被災校をはじめ全国の学校支援に活用されます」と、一般社団法人ウェブベルマーク協会のホームページに表記されております。  登録した学校では、支援金で備品購入や学校設備資金に充てている学校もあります。本市の市立小・中学校においても、PTAを中心として既に取り組んでいる学校もありますが、全ての学校で取り組んでいる状況ではありません。  ウェブベルマークを含むベルマーク運動の取組について、本市の小・中学校別の過去3年間の取組状況について、教育長に伺います。  また、そのベルマーク運動のうち、ウェブベルマークの取組状況の件数について、併せて教育長に伺います。  次に、ウェブベルマークについて教育委員会としてまだ取り組んでいない学校へ周知するとともに、本市の小・中学校で運動に参加すべきと提案しますが、教育長の御所見を伺います。  また、階上地区では、小・中学校はもとより階上地域まちづくり振興協議会においても、地域住民にもウェブベルマークの取組に参画いただけるよう、まずはチラシや広報等で周知する取組を始めました。  このように地域全体で取り組める体制も必要と考えますが、市長の御所見をお伺いいたします。よろしくお願いします。 28: ◎議長菅原清喜君) 8番菊田 篤君の質問に対し、当局の答弁を求めます。教育長小山 淳君。 29: ◎教育長(小山 淳君) 菊田 篤議員の質問にお答えいたします。  よりよい学校環境の整備についてでありますが、コミュニティ・スクールについては、保護者や地域住民などが当事者として責任を持って学校運営に参画することで、地域と共にある学校づくりを進めるために有効な仕組みであります。  現在、津谷小学校、津谷中学校、階上中学校、面瀬中学校の4校に学校運営協議会を設置し、コミュニティ・スクールとして指定しているところであります。  4校においては、学校運営協議会委員のみならず地域住民が授業補助などの教育活動への支援や、学校環境の整備などの活動に積極的に関わっていただいており、成果を上げているものと考えております。  一方で、学校運営協議会の協議が学校の運営方針の承認のみにとどまり、熟議に発展していないケースもあります。このことから、学校運営に地域の意見をさらに取り入れるために、協議会に分科会方式を導入し、意見を出しやすい組織に改編するなど、課題を改善しながら進めているところであります。  コミュニティ・スクール化の今後の推進に向け、校長、教頭を中心とした先進校事例等に関する研修会の開催や社会教育主事が学校を訪問し、各学校における地域事情や取組の進捗状況を把握するなど、学校運営協議会設置に向けた支援を行っております。  また、コミュニティ・スクールとしての活動は、学校のホームページや学校だより等で発信しておりますが、地域住民や関係団体への研修会・説明会の開催や、市広報の活用など、地域へのさらなる周知を図ってまいります。  令和4年度には、新たに複数校でコミュニティ・スクールの指定を行う予定でありますが、学校と地域社会とが一体となって教育を担う理念の実現のための中核組織として、全校指定に向け、鋭意進めてまいります。  次に、白石市の小学校において発生した防球ネットの倒壊事故を受けた点検状況についてでありますが、事故翌日の報道によりその情報を知り、直ちに市内全小・中学校に防球ネットの有無と支柱の種別を電話で再確認した結果、条南中学校と旧月立小学校に木柱がありました。  その木柱を一級建築士の資格を有する市職員により、ぐらつきや打診調査、腐食状況などの現地調査を行い、倒壊などのおそれがないことを確認しております。あわせて、公民館等の現地調査を行った結果、小原木公民館グラウンドの防球ネットの木柱1本に大きなぐらつきを確認したことから、その周辺を立入禁止とし、後日、修繕を施したところであります。  昨年5月には、宮城県教育庁施設整備課からの学校施設における防球ネットの安全状況調査の依頼を受け、防球ネットの箇所数や柱の種別、防球ネット以外のあずまやや石碑なども含め、外施設設備の異常の有無などについて、全25校の現地調査をみやぎ学校安全基本指針に基づき、一級建築士の資格を有する市職員により実施したところであります。  その結果については、防球ネット設置の学校は25校中20校であり、うち木柱は条南中学校と旧月立小学校の2校、コンクリート柱・金属柱などは18校で、全て異常がないことを確認しております。  また、防球ネット以外では、津谷小学校のあずまや、中井小学校のトーテムポール、条南中学校の枯れ木などに危険が発見され、後日撤去したところであります。  なお、条南中学校に設置されていた防球ネットの木柱は、神山川歩道橋整備に伴い、昨年10月に、全てコンクリート柱に交換されております。  その後も、常に施設の状況について各校と教育委員会で情報を共有しながら、危険と判断した場合は、速やかに修繕や撤去、伐採等を行っており、今後も引き続き児童・生徒の安全確保に努めてまいります。  次に、学校安全委員会の設置と施設等管理台帳の整備についてでありますが、本市ではみやぎ学校安全基本指針にのっとって、家庭や地域との連携を図りながら、児童・生徒の安全確保に努めております。  みやぎ学校安全基本指針では、家庭や地域との連携を図るために地域学校安全委員会の設置が示されておりますが、既存の組織の活用も可能であることから、本市の学校においては、学校評議委員会や学校運営協議会、PTA専門部会などの組織を活用しながら、情報を共有し安全対策を検討しております。  白石市では、学校の安全点検について多角的な視点で日常的な改善を図るため、各校に学校安全委員会を令和4年度から設置することとしております。この委員会は、学校教職員、保護者代表、児童・生徒代表、学区内の有識者で構成され、危険箇所の抽出や分析、点検等の取組を行うと伺っております。  今後、本市においても、安全担当主幹や安全主任らを中心として保護者や地域の協力を得る体制づくりをさらに検討してまいります。  施設等管理台帳については、本市では安全点検簿として作成しており、文部科学省の学校安全資料を参考に点検箇所や観点を明記し、結果を記録しております。
     実施体制については、多くの目で確認するため、複数の教員による点検や、月によってチームと点検場所とをローテーションして実施する等の改善を図っているところであります。  また、全校を対象とする学校訪問指導において年間2回点検状況を確認しており、適切な対応がなされているものと考えております。  今後もさらなる安全確保について、安全担当主幹等を中心として研究してまいります。  次に、ウェブベルマークについてでありますが、本市小・中学校におけるベルマーク運動への取組については、小学校では令和元年度から4校が継続しており、中学校では令和元年度及び令和2年度が2校、令和3年度が3校となっております。  このうち、ウェブベルマークに取り組んでいるのは、小学校2校になっております。  ウェブベルマークは、マークの切取り、保管、点数の集計などの手間が不要という利点があるものの、保護者への周知やサイトへの登録者を増やすこと等が課題であり、従来の方法を選ぶ保護者が多いと把握しております。  次に、ウェブベルマークの学校への周知については、児童・生徒の学校での活動を支援する方法の一つであり、負担も少ないことから、取組のない学校のPTAには情報を提供してまいります。  次に、ウェブベルマークに地域全体で取り組む体制については、地域から学校を応援いただく方法の一つでありますが、一方で、本市で購入できるものについては、地域経済循環の観点も併せて検討していく必要があると考えております。 30: ◎議長菅原清喜君) 8番菊田 篤君。 31: ◎8番(菊田 篤君) ありがとうございました。  では、改めて(1)から再質問させていただきます。  コミュニティ・スクールについては、同僚議員からも前回お話がありましたが、私もその前もコミュニティ・スクールの推進についてのお話をさせていただきましたし、前の教育長からも様々答弁をいただきながら進めてきたというか、質問させていただいたところでもございます。  立ち上がったばかりの学校では、まだまだ学校評議員会の延長線上でやっているところもあると思います。確かに熟議が足りないと自ら感じられてるということですので、そこはこれからまた様々な工夫をしながらだと思いますが、分科会方式を設けるというところ、私はこれは非常にいいやり方だと思っておりますし、そのことが学校、地域、家庭との連携につながっていく一つの方法でもあると思っておりますので、なお進めていっていただきたいと思います。  ただ、ここをやるかやらないかという大きなところは、やっぱり校長先生なのかなと思っておりますので、校長先生のコミュニティ・スクールに対する思いが一歩でも前に進むことを願ってはおります。  改めて、令和4年度は複数校が、今コミュニティ・スクールを目指しているというお話ですが、複数校というのは、2校ですか。3校。何校ですか。学校名も含めてお聞きします。 32: ◎議長菅原清喜君) 学校教育課長尾形浩明君。 33: ◎学校教育課長(尾形浩明君) お答えします。  今議員が言ったように、来年度、まず一つは、鹿折中学校がコミュニティ・スクールにしていきたいという考えを持っています。  それから、今年度立ち上げた面瀬中学校なんですけれども、来年度からは面瀬小・中学校、両方の学校でこのコミュニティ・スクールを考えて活動していきたいという考えを持っています。 34: ◎議長菅原清喜君) 8番菊田 篤君。 35: ◎8番(菊田 篤君) 分かりました。なお引き続き取組を、また、先ほど挙げた分科会方式での好事例等々が全体に広がるような取組をよろしくお願いしたいと思います。  (2)です。非常に痛ましい事故だと思っております。ただ、全国的にも、今までも学校安全については様々なことが言われてきました。大阪北部地震のときはブロック塀が倒れてという話もありました。それから今回のような木柱の事故もあると思います。  その都度、その事例に応じた中身での点検をしていくのは分かるんですが、やっぱり全体的な広がりの点検というのは必要なんだろうと思っております。その上では、いつも同じ方々がというよりは、やっぱり地域の人たちの目も入れて、全体的な広がりでやっていく形が必要なのではないかと思っておりますし、地域といっても、長く地域に住んでいる方、または、最近というか、短いというか、まだ浅い方々もいらっしゃいます。また、保護者もそうです。  私もちょっと驚いたのが、農家の方を集めて話をしていたときに、田んぼに穴が空いたという話がありました。実際には、その穴というのは近くに鉱山跡があって、縦坑があったところで、横穴がどこに行っているか分からないという話をされたんです。そんなこともあるのかと。いつどこが崩れてもおかしくない状態にあるのかなと思えば、そういう話を聞く機会というのもやっぱり必要なのかなと思います。  道路がよもや陥没するとは、ただ事例としてないわけでもないので、そういった情報も入れながら、学校を取り巻く環境の安全というのを見ていかなければならないと思っております。やっぱりいろんな人の声というか話が必要だと思っておりますので、できる限り広げる形の中で、地域の人たちをしっかりと入れた学校安全委員会が一つの提案だったんですけれども。  先ほど言った分科会方式というところの分科会の中で、例えば学校安全の分科会があるのであれば、その学校安全委員会に代わって学校評議委員会の中の分科会がしっかりとした学校安全について話し協議をし合う、または現場の確認をするとか、そういった形が望ましいかと思うんですが、そのような考えでいるということで確認してよろしいでしょうか。 36: ◎議長菅原清喜君) 学校教育課副参事小松幸恵さん。 37: ◎学校教育課副参事(小松幸恵君) 菊田議員の質問にお答えいたします。  地域学校安全委員会の設置についてですが、主な目的としましては、保護者の方、それから地域の皆様の協力を得ながら、より多くの目、多くの声をもって、児童・生徒の安全、安心につなげるものと考えております。  みやぎ学校安全基本指針の中におきましても、既存の組織等も活用してよいと出ておりますので、既存の組織も生かしつつ、分科会方式など、よりよい在り方を組み入れまして、参加者の拡充を図るといたしまして、地域の実情、学校の実情に合わせまして、体制の充実に努めることが望ましいと考えております。 38: ◎議長菅原清喜君) 8番菊田 篤君。 39: ◎8番(菊田 篤君) 分かりました。ただ、一つは、コミュニティ・スクールの分科会もこれから立ち上げるところもあるんでしょうけれども、では、まだコミュニティ・スクール化していない学校についてはこれからどうしていくのかというところも、改めてお伺いしたいと思います。 40: ◎議長菅原清喜君) 学校教育課長尾形浩明君。 41: ◎学校教育課長(尾形浩明君) お答えします。  コミュニティ・スクール化されていない学校については、もともとPTAの安全部等がそれぞれの学校にありますので、そういった部分での情報収集や点検等を通しながら、子供たちの安全につなげてまいりたいと考えております。 42: ◎議長菅原清喜君) 8番菊田 篤君。 43: ◎8番(菊田 篤君) よろしくお願いします。本当に必要だと思うんです。  昨日もちょっと話がありましたけれども、子供の通学に関しても、歩いて登校してくる子供、それから保護者または祖父母に送られてくる子供。保護者の車とは言いませんけれども、実際に交差点とか結構、大分飛ばしてくる車もあります。子供が通っている脇をびゅんと飛ばしていく車もあります。そういったところも、学校としても地域としても認識しながら注意喚起をしていかなければならないと思っておりますので、現状も踏まえて、地域の声ももっと入れながら取り組んでいただければと思っております。  (3)に入りたいと思います。ウェブベルマークでございます。  学校というところで、1)取組は分かりました。私もウェブベルマークに登録させていただいておりますので、随時、自分が買物をしたものについていつ反映されるか、毎回ログインして見ているんですけれども、なかなかこれが反映されにくいんですが、ただ、過去に買った物は反映されております。僅かではありますが。このような取組がPTAを中心として、また学校を中心として地域に広がればいいなという思いで今回のお話もさせていただきました。  従来のベルマーク運動をやっているところもまだまだあると思います。一生懸命やっているところもあると思います。ただ、やらなくなった学校もあるのかなとも思います。その際に、このウェブベルマークであれば、ちょい寄りという形になりますけれども、このウェブベル、あまりはっきり言えないです、ウェブベルマーク。滑舌が悪くてすみません。ウェブベルマークのサイトに寄って、そこからあと指定のところに入っていくと。  ただ、ネット自体を私は推奨しているわけではないというか。地域内経済循環は循環として大切にしながらも、皆さん、ネットでお買物する人たちもいるので、その際にはこのウェブベルマークを意識していただきたいというような流れかと思っておりました。  なお、教育長からもPTAのほうに情報を流すよというところで、この運動が広がれば、様々な目標を持った、設備というか、学校教育の備品購入の一助になるのではないかという思いがしたのですが。  このウェブベルマークの存在を知ったときの教育委員会としての御所見を、改めてお伺いしたいと思います。 44: ◎議長菅原清喜君) 学校教育課副参事小松幸恵さん。 45: ◎学校教育課副参事(小松幸恵君) お答えいたします。  ウェブベルマークにつきましては、集計の手間がやはり不要であること、それからベルマーク貯金の寄贈先も自分で選ぶことができ、新しい形のベルマーク運動であると捉えております。  実際にウェブベルマークで、被災地の学校にという支援をしていただくことがありまして、本市の学校でもその恩恵を受けて、備品を買ったり、あとは校外学習のバス代に充てさせていただいたりという実績もあるということでございます。  全ての子供にひとしく豊かな環境での教育という理念に対しては本当にありがたいものだと思いますし、また、教育環境の整備として、ウェブベルマークを通じて、地域から学校を応援していただくということについて本当に感謝の気持ちでございます。  ただ、今まで認知度が低かったこともありまして、取り組んでいないという学校があると思いますので、今後、手間という点から二の足を踏んでおりました学校やPTAでも取り入れることが可能と思われますので、市内各校PTAにぜひ紹介していきたいと考えております。 46: ◎議長菅原清喜君) 8番菊田 篤君。 47: ◎8番(菊田 篤君) ありがとうございます。  私も個人的にというか、言えるところにはこういうのがあるよという話をさせていただきました。  また、まちづくり振興協議会のほうでも、地域で支える学校という姿をまずは一つの具現化をするための取組かなという思いで、ここにも御提案をさせていただいた次第です。  この取組がどこまで広がるか、いずれそれを地域の中でも広げていけば、また学校と地域というのがより強くつながっていくのかと思います。  このウェブベルマーク協会から言われたのは、何か一つの欲しいものというか、必要なものを目標として掲げて、それをみんなで共有して、点数を集めていくというやり方も一つの方法ですよという紹介をされたということがありました。まさしくそうかと。集まったら何か買おうではなくて、本当にこれが必要だというところでは御協力いただける方々に協力をいただくという流れが成功しているというか、まずそういう形、身になっているようですよというお話も協会からいただいております。なお、参考にしていただければと思います。  今回は、以上でもう終わらせていただきたいと思いますが、今日は3月3日、ひな祭りでございます。議長と事務局長がお内裏様とおひな様に、私のほうからは見えておりました。余計なことを言いつつ、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 48: ◎議長菅原清喜君) これにて、8番菊田 篤君の質問を終わります。  17番熊谷雅裕議員にお話しします。中座は議長あるいは事務局に申し出て出ていってください。30分以上離席するということは、同僚の一般質問に失礼ではないですか。今後、かかることのないようにお願いします。  議場の換気を行うため、暫時休憩いたします。  再開を午前11時5分といたします。      午前10時57分  休 憩 ───────────────────────────────────────────      午前11時05分  再 開 49: ◎議長菅原清喜君) 再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、「震災11年に向けた復興と防災の課題について」外2か件、1番今川 悟君の質問を行います。1番今川 悟君。 50: ◎1番(今川 悟君) 最後の定例会の最後の一般質問になりますので、ぜひ答弁を持ち越さないように、すっきりした答弁をよろしくお願いいたします。  震災11年に向けた復興と防災の課題について、最初にお尋ねいたします。  気仙沼市魚市場背後地の防潮堤にある陸閘閉鎖について、10月上旬をめどに県が運用開始の予定という答弁でしたが、時間差閉鎖を含めてその後の状況を説明してください。  また、1月のトンガ沖の火山噴火に伴う津波注意報によって、県が管理する朝日町の陸閘が閉鎖されましたが、市民に対して事前に運用開始のPRが不足していませんでしたか。お伺いいたします。  次に、市管理の防潮堤に導入したフラップゲート式の陸閘について、視察スポットを用意するなど、その効果を市としても積極的にPRすることで、震災の教訓を伝えるとともに、地元鉄工業界を活性化していくことが期待されます。市としての取組、支援策の可能性を伺います。  災害危険区域内で再建した事業所の津波避難に対する現状調査について、令和3年度のできるだけ早い時期に実施するとの答弁がありましたが、その後の対応を説明してください。  また、平成27年に東京大学と契約締結した震災犠牲者の行動分析に関する共同研究について、研究結果と公表時期を説明してください。  最後に、災害危険区域内で市が買い上げた移転元地について、復興が落ち着いた段階で売却を積極的に進めることにしていましたが、今後の対応について説明を求めます。また、譲渡及び一時貸付けについて、申請状況、利用方法や分布傾向をお伺いいたします。 51: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。 52: ◎市長(菅原 茂君) 今川 悟議員の質問にお答えいたします。  震災11年に向けた復興と防災の課題についてでありますが、気仙沼市魚市場背後地の防潮堤にある陸閘閉鎖については、湾口と湾奥における津波到達時間の差を考慮した陸閘の時間差閉鎖等について、県と協議を重ねてまいりました。  県の陸閘閉鎖時間の方針として、本市から南三陸町歌津までの区域は、警報等発表後の周知時間を5分として、全てを同時に起動させるということであり、本市の意見は受け入れられませんでした。  なお、完成した施設は年度内の稼働を目指すとのことであり、今後県が施設の稼働に係る関係団体等への説明会を行う予定と伺っておりますので、本市としましても、県に協力してまいります。  また、朝日町の陸閘の運用開始に関する市民への周知については、県が港湾利用者や本市が情報提供した周辺の立地企業等にチラシを配布し、個別に説明を行っており、さらに、本市立会いの下、港湾利用者及び背後立地企業等を対象に陸閘の動作確認を行っております。  本市としましても、市民並びに企業に対する防災情報の提供は必要と認識しておりますので、防災講座や地域防災説明会、企業等を対象とした説明会などを通して、陸閘の運用情報等についても周知してまいります。  次に、市管理の防潮堤に導入したフラップゲート式の陸閘についてでありますが、本年1月25日に唐桑の石浜漁港において、実際に注水しての動作確認の見学会を開催し、多くの市民や行政機関の参加の下、無人力、無動力の施設の優位性及び安全性について、改めて理解を深めていただいたところであります。  本市としましては、さらに市内外に広く周知すべく、見学会の様子の画像等を市ホームページや東日本大震災遺構・伝承館等で視聴できるようにするとともに、防災教育や教育旅行のほか、各種視察についても対応できるよう庁内各部署が連携し、震災の教訓を伝える一助となるよう努めてまいります。  また、本市が採用したフラップゲート式陸閘の製作は、特許権者から許諾を得て市内の鉄工事業者が行っていることから、そのノウハウを生かし、保守管理にも対応できることなども併せて紹介し、地元鉄工業界の高い技術力と対応能力を発信する機会としてまいりたいと考えております。  次に、災害危険区域内で再建した事業所の津波避難に対する調査についてでありますが、東北大学と連携して開催する防災文化講演会のテーマを企業防災に関するものとし、併せて調査実施を予定していましたが、コロナ禍で開催を見合わせており、現在まで調査を行えておりません。  なお、先日のトンガでの噴火に伴う津波注意報発表時、陸閘の稼働状況が不明で対応に苦慮した企業の例なども聞き及んでおり、市民だけでなく、企業に対する防災情報の提供は重要な事項と認識しております。  今後、コロナ感染の状況等を踏まえ、適切な時期に、県などの関係機関と連携の上、企業向け防災説明会を開催し、災害発生時やその後の対応を検討する機会としていただくとともに、災害危険区域での再建企業の津波避難について調査を行うこととしております。  平成27年に契約締結した東京大学との震災犠牲者の調査結果については、犠牲となられた方々の年齢層や世帯人員数、居住年数や目撃情報などから、どのような行動により被災したと推定されるかなどが記されており、今後の津波に対する一層の防災意識向上を図るための基礎データとなることから、年度内に公表する方向で大学側と調整しております。  次に、災害危険区域内で市が買い上げた移転元地についてでありますが、民間への譲渡については、254筆、約5.6ヘクタール。貸付けについては、本年1月末時点で173筆、約5.2ヘクタールとなっております。  民間による土地の利用方法や分布傾向については、譲渡に関しては、南気仙沼地区や鹿折地区において、事業を再開するための事務所や倉庫などの利用が多く、貸付けについては、復興事業の近接地における資材置場や工事用仮設事務所敷地などとなっております。  移転元地の譲渡や貸付けについては、これまで代替地などを中心に復興に関連するものを優先し、個別に対応してまいりましたが、復興事業の終了に伴い、処分可能な土地が明らかになってきたことから、今後、売却可能地の図面や台帳が整い次第、ホームページ等において利活用事業者等を募集してまいります。 53: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君。 54: ◎1番(今川 悟君) 御丁寧な答弁をありがとうございました。1件ずつ確認していきたいと思います。  最初に陸閘の閉鎖についてなんですけれども、私も県に、まず朝日町のことについて確認してみましたところ、当時令和2年6月に運用を開始するということで、周辺への説明会とともに市のほうにも、できれば広報で周知してほしいというお願いもしたみたいなんですが、結果的には広報で周知されなかったということが確認できました。県の事業とはいえ、釣りをする人とか、いろんな人が出入りする場所でありますので、もうちょっと周知というものにしっかり力を入れてほしいと思ったんですが、全市民が分かるようにする周知というのは、さっきの答弁で大体大丈夫ということなんでしょうか。全部よく聞き取れなかったんですが、広報でもうちょっとPRしてもいいのかなと思ったんですけれども、その点も含めて、まず確認したいと思います。 55: ◎議長菅原清喜君) 危機管理監兼危機管理課長阿部久人君。 56: ◎危機管理監兼危機管理課長阿部久人君) これまでの周知ではちょっと不足していると思います。これまで立地している企業等に対してのいろんな説明会というのはやったことがないんですね。こちらでも、企業に対してのそういう説明、陸閘の閉鎖なんかも含め、あとは後段で出てきます職員といいますか、従業員の避難など、そういう傾向も含め、周知、それから避難の必要性を促していく、そういう説明会をする必要があると思っています。  広報などでの周知については検討してまいります。  以上です。 57: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君。
    58: ◎1番(今川 悟君) トンガ沖の津波が深夜零時の注意報発令だったことがあって、釣り人もいなくて、そのまま閉鎖ということですから、大きな混乱は今回はなかったようですけれども、もしこれが日曜の昼間とかであれば、今コロナ禍で、結構釣り人が出ていますので、相当混乱したんだろうなと想定できたと思います。  あと、気仙沼市の魚市場のほうの防潮堤も間もなく稼働開始するということなんですが、その件も併せてぜひ一緒に、陸閘がその5分後に閉まってしまうということを周知してほしいと思います。  今回、トンガ沖の地震津波が日曜日で、魚市場が休みだったということが不幸中の幸いだったと思うんですけれども、もしこれが日曜日ではなくて市場開場日で、先ほど言ったとおり、時間差閉鎖もできなくて5分後に閉鎖するという状況になったときに相当混乱すると思うんですが。その辺は県との交渉の中でまずは一斉閉鎖をするということですけれども、やっぱり少しでも時間があれば、市場から車両ごと避難できる時間をつくりたいということは、向こうには通じなかったんでしょうか。 59: ◎議長菅原清喜君) 危機管理課長阿部久人君。 60: ◎危機管理監兼危機管理課長阿部久人君) お答えいたします。  市長から直接そのような話を漁港復興推進室長もいるところでしております。しかも乗り越し道路1本しかなくて、津波に向かって車両が行く。避難の案内等も必要だ。それからあと陸閘も車が避難するのに時間が必要だということを、直接説明して要望していたんですが、私2度ほど漁港復興推進室長さんと電話でお話ししました。漁港復興推進室では、気仙沼の津波避難計画が14分、そのうち5分を避難準備、残りで避難するとなっているので、県の計画とほぼ同じなので、その決められたとおりに行うということで説明はあったんですが、それはちょっと趣旨が違うと。津波に対する避難というのは、とにかく地震が起きたら逃げるというのが大前提であって、避難する場所によって一番避難に有効な方策を取るべきだということを説明しました。そして、検討し直してもらうようにも話したんですが、2度ほど話しても、例えば魚市場で車両がいっぱいある、作業をしているところで、このまま県の計画では旧歌津町に届く時間を想定して、気仙沼から南三陸町まで一斉に同じ時間帯で閉めるという計画なんですが、それではかえって避難に混乱をするので検討してほしいということを何度もお願いはしたんですが、結果的に県の理解は得られませんでした。  以上です。 61: ◎議長菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 62: ◎市長(菅原 茂君) 陸閘なので、実はそのスタートが同じでも閉まる、完了時間は全然違う、ばらばらなんです。ですから例えば、湾の一番奥よりも商港のほうに時間がかかったりするのではないかと思うんです、物すごく大きくて幅広いので。そういうようなこともあるんですが、私としては閉まり終わるエンドに、湾の入り口から奥までなだらかな時間差があるべきではないかということを話しているんですが、なかなか理解が得られない。あと、本市のほうでどのような、その位置づけをすることが必要かということもいろいろ話したんですけれども、とにかく基本的には認めたくないという状態だったので。実はこれはもう一段あると思います。というのは、魚市場に説明した途端に、県の現在の考え方が非現実的というか、より混乱を招く可能性があることが魚市場関係者のほうから出ると思いますので、その際にもう1回協議をして、よりスムーズな避難につながるように私たちとしては努めていきたいと思っています。 63: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君。 64: ◎1番(今川 悟君) 分かりました。現場の声が一番強いと思いますから、その説明会の反応を見て、また議論する時間があれば議論させていただきたいと思います。なりわいと防災の両立というのは本当に大きなテーマだと思いますけれども、ぜひ諦めないで、できるだけここは被災地からの情報発信をお願いしたいと思います。  2点目のフラップゲートのPRについては分かりましたけれども、本当に石浜での見学会にあんなにたくさんの人が集まると私は思わなかったもので、これは相当皆さん注目しているんだなと。恐らく特に自治体向けの視察というのが大きなPRポイントになっていくのかと思いまして、できれば、やっぱり整備費とか維持管理費の比較等をまとめた資料とか、あと模型とか、説明パネルみたいなものがセットであって、視察にどうぞ来てくださいというような受入れ体制を整えていくことがいいのかなと思いました。その辺について再度お願いしますということと、あと支援をという話は、せっかくライセンスを取った事業所が、ほかのところで造るときに活用してもらえればいいと思ったものですから、何か支援策をと思ったんですが、どういった支援がいいのかちょっと思いつかなくて。そういうライセンスを持つ事業者の方々が、例えば営業活動するときに、市からこんな支援があるとありがたいみたいなことが、多分聞き取りをしていけばいずれ出てくるのではないかなという気がしましたので、まずはタイミングを見て、できればそういった方々との話合いの場というのをいつか持ってほしいと思いました。その点についての答弁をお願いいたします。 65: ◎議長菅原清喜君) 水産課長川村貴史君。 66: ◎水産課長(川村貴史君) お答えいたします。  まず、フラップゲートの見学会、議員もいらしていただいて御覧いただいたと思うんですけれども、この見学会の際に、浮上中に20人以上の市民の方が扉体に乗ってもスピードが変わることなく浮上を続けたというところが見られたと思います。ここは相当程度安定した動作が担保されているというところを改めて、想定内ではありましたけれども、確認できたかと思います。  この発信については、今、画像、動画も編集しておりまして。例えば、ちょっと見やすいようにといいますか、皆さんが興味を持って視聴できるようにBGMですとかそういった編集とかも加えてというようなことを考えておりまして、その権利の関係ですとか確認をしてホームページで公開、それからあと許されるのであれば、市内の公共施設でも視聴できるような連携をしていきたいと思います。  支援というお話では、鉄工業者への支援ということでありますが、まずはその業界も含めて、こういった施設の優位性を強く発信する、見やすく強く発信するといったところで寄与できればいいのかなと考えてございます。  以上です。 67: ◎議長菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 68: ◎市長(菅原 茂君) 1月25日は初めてだったこともあって、どういうことが起こるのかということでいっぱい人に来てもらったんですけれども、実際、我々が模型だとか、これまで映像として本来の津波に近いような形で小さいサイズで見せてもらったものとはかけ離れたものだったんです。ですから、あれそのものに説得力が物すごくあるとは私は思っていません。その様子だけを映しても、多分つながらないと思うので、我々が、これがいかに津波のときに有効でどのように動くかということと併せた画像でなければ意味がないのではないかと思っておりますので、そのことに気をつけて、視聴に堪えられるようなものをつくるように、お話を担当課にしたいと思います。  それと、営業の支援というのは、実際商売ですから限度があると思いますが、今まで鉄工業者の方たちがこういう分野をやっていないので、では全国でどういう計画があるのか、どこにコンタクトすると次の発注の可能性があるのかというような御案内ルートみたいなものは、我々のほうが今のところは分かっている可能性があるので、そういう営業につながる情報の得方の問題。それともう一つは、必ずしもあれは津波だけではないんです。いろんなところにあります。地下鉄関係だとか、そういうようなところに、サイズは違うかも分からないけれどもできないのかということも含めて検討していただいたほうが、日常の仕事になっていく可能性もあるのかなと私は思っていますので。その可能性については、ちょっと無理な話なのかもしれませんけれども、私たちのほうからも業者の方に働きかけたいと思っています。 69: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君。 70: ◎1番(今川 悟君) 私も震災の教訓も含めてと言ったのはまさしくその部分で、構造体としての興味というよりは、どういう効果があるのかというところが、やはり行政でしか発信できないことなのかなと思いましたので。そこを発信していくということが結果的に業者の支援にまずはつながっていくと思いますから、そこから始めていただきたいと思います。  このコロナが落ち着けば、きっと視察が物すごく来るのではないかなと。そういうものの受入れをしっかりするということから、まずしていってほしいと思います。これも継続してまた議論していきたいと思います。  3点目の避難対策についても分かりました。コロナが落ち着いてからということで、調査をしたいという気持ちがあるのは間違いないですし、今後、高台に住宅が移転して、低地にある事業所のほうの防災をやらなければいけないということも何度もお話ししていることですので、その部分は共通理解できていると思います。  その部分は分かったんですが、東大のほうの研究成果を年度内には公表するという、これは大学側で、市側で、どちらでどのように公表する予定なんでしょうか。 71: ◎議長菅原清喜君) 危機管理課長阿部久人君。 72: ◎危機管理監兼危機管理課長阿部久人君) 東京大学のほうの研究成果なんですが、前に御質問いただいて答弁したときと変わりございません。成文化になっていないような状況です。  東京大学の先生と相談しまして、先ほどは「調整しております」ということになったんですが、資料の中身をもう少し精査する必要があるんですけれども、気仙沼市のほうで公表するということになっております。公表はホームページにも掲載したいと思っておりますし、あとはいろんな分析、研究なんかの基礎的なデータになるようなものなので、そういうところに持っている情報は提供していきたいと思っています。  以上です。 73: ◎議長菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 74: ◎市長(菅原 茂君) 御質問が出たので、私も見ました。物すごくいろんなことが新たに分かるというものではありませんけれども、我々の想像を裏づけるものではあるかなと思いました。  一方で、実際の犠牲になられたケースにおいて、かなり赤裸々な表現があったので、証言をいただいたり、聞き取りした方たちに、今さら再度こういう形で公表になりますがという話を確認できないと思うんです。それは、うまくフォローできないと思うので、そこの調整が必要なのではないかと。それはなくすという意味ではないんですけれども、市が公表するものとしてのしつらえみたいなものは必要なのかということで、今学校のほうで調整をしてもらっています。 75: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君。 76: ◎1番(今川 悟君) ずっと確認してきましたが年度内公表ということですので、まず私もそれを確認してから考えたいと思います。こちらも了解いたしました。  最後に、移転元地の関係なんですけれども、残りの土地の数がどのくらいなのかということが答弁なかったと思いまして、残りの土地の数。あと、これから図面等を出して、積極的に譲渡をしていくということだったんですが、そこで確認しておきたいのは、例えば複数の希望があった場合、どのように選定しているのかと。今まで聞いたことがなかったので、そういう公平性について、どのように考えているのかを確認したいと思います。 77: ◎議長菅原清喜君) 財産管理課長伊東秋広君。 78: ◎財産管理課長(伊東秋広君) お答えいたします。  現時点で捉えている利活用未定地については、1,663筆で44ヘクタールとなっております。ただし、これについては、今後、各事業、復興事業等で整理がついた後にまた分筆して、これにさらに足されてくるというような形で考えております。ですので、今のところまだ流動的な数字と捉えております。  それから公募等の考え方でございますが、今現実的に、土地の流動性については非常に停滞しておりまして、需給ともに止まっている状況でございます。基本的には公表していって、順次受付と今のところ考えておりますが、もし重複のときには入札等によって考えていくという方向でございます。  以上でございます。 79: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君。 80: ◎1番(今川 悟君) 分かりました。この1,663筆というのは、その譲渡した254筆を抜いた数と理解してよろしいでしょうか。全体の数が1,663筆で、そのうち254筆が譲渡できた、その残りの部分を確認したいというところと。最後におっしゃった部分は、まさしく競合した場合にどうするかというルールをつくって公表しないと、いろいろ、余計事務が増えてしまったりということもあると思いますので、その辺しっかりルールづけをしてから公表するという手続をしてほしいと思います。数字の部分だけ再度確認いたします。 81: ◎議長菅原清喜君) 財産管理課長伊東秋広君。 82: ◎財産管理課長(伊東秋広君) もう一度整理してお伝えいたします。  全体的な買取り済み面積というのは116.3ヘクタールございまして、その中で復興・復旧事業やまちづくり関連事業、先ほど申し上げました民間活用といったものを抜いた土地で、今現在利活用が決まっていないというところが44ヘクタールでございます。  ただし、こちらについても狭小地、要は事業の残地となっている狭小地とか、接道が全くない土地とか、そういったものがありますので、実際に単独利用可能な土地というのは、もっともっと小さい面積になると考えております。  以上でございます。 83: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君。 84: ◎1番(今川 悟君) 分かりました。  次の質問に移ります。  2点目の面瀬公民館の新築についてお尋ねいたします。  2月7日に大島地区振興協議会等が大島公民館の建設を要望した際、現施設が手狭な面瀬公民館を優先する考えを伝えたと新聞報道にありました。面瀬公民館建設のスケジュールについて、改めて市の考えを伺います。  次に、今後の公民館の建て替えと多機能化、まちづくりセンター化に関する市全体の考えを伺います。 85: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君の質問に対し、当局の答弁を求めます。教育長小山 淳君。 86: ◎教育長(小山 淳君) 今川 悟議員の質問にお答えいたします。  面瀬公民館の新築についてでありますが、建設のスケジュールについては、現在の面瀬公民館の延べ床面積は212平方メートルで、平成29年度に39平方メートルの仮設事務所を増設しているものの、面瀬地区の人口約6,000人に対し狭隘であることが課題となっております。  去る2月7日に、大島地区振興協議会等の皆様から大島公民館の新築に関する要望書が提出された際に、本市としては、面瀬公民館の新築を優先する旨を回答したところであります。  面瀬公民館の新築については、用地造成まで終えておりますので、今後のスケジュールについて検討を進めてまいります。  次に、市全体の今後の公民館の建て替えと多機能化、まちづくりセンター化に関する考えについてでありますが、現在作成中の社会教育施設等の個別施設計画に基づき、耐用年数等を踏まえ大規模改修を実施するなど、計画的な修繕を行いながら、適切な維持管理を図り、可能な限り長期間の利用に供してまいります。  なお、建て替えの際には、生涯学習やまちづくりの拠点として、地域の多様なニーズに対応する施設となるよう、指定管理者になり得る団体や地域の方々、利用者などと協議しながら設計することを基本としてまいります。  また、公民館の多機能化、まちづくりセンター化については、従来の生涯学習の場としての機能に加え、地域住民の様々なコミュニティー活動やまちづくり活動のほか、地域全体の課題に対応できる広域の活動拠点となることにより、地域協働を推進し、地域における市民活動の活性化を図るものであり、市民が主役のまちづくりに資するものであります。  現在、公民館に指定管理者制度を導入している面瀬地区をはじめ、階上地区においても、まちづくり担当部局とともに、まちづくり協議会と意見交換をしており、施設の在り方や機能、指定管理を想定した場合の運営体制などを協議しております。  今後、両地区のまちづくり協議会はもとより、他地区のまちづくり協議会などとも意見交換を重ねながら、地区ごとに公民館のまちづくりセンター化について協議してまいります。 87: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君。 88: ◎1番(今川 悟君) 最初に、今後のスケジュールについて確認いたします。  これから検討するということですので、予算等いろいろな制約があるのかと思いますが、一般的に設計にかかる期間、建設にかかる期間というのは分かると思うんです。この新月公民館の際は令和元年7月に設計業者が決定して、2年後の令和3年4月に完成しているということで、埋蔵文化財調査が入ったりとかして、ちょっとイレギュラーだったのかなと思いましたので、設計、建設、一般的にはどのくらいかかるのか。特に土地が造成されている場所ではどうだったというのを教えてほしいと思います。 89: ◎議長菅原清喜君) 生涯学習課長畠山高寛君。 90: ◎生涯学習課長(畠山高寛君) 今川議員にお答えいたします。  標準的な公民館建設に係るスケジュールの期間ではございますけれども、約2年半という期間を要するのではないかということで考えてございます。  まず、設計に係る予算の議決をいただくために議会にかけなければいけません。その後、設計業務を発注した後、基本設計、実施設計に約9か月ぐらいということを考えてございます。この間、地域との協議ということで、時間をいただきたいと思っております。  これまで、鹿折公民館につきましても、地域との懇談については約8か月、約4回ほど開催してございますし、新月公民館につきましては、約9か月間で5回の会議をしております。ですので、この基本設計、実施設計の期間におきまして、各地域との協議を行いたいと思ってございます。その後、工事予算の要求、それから工事発注の予算の議決等々、あと建設工事を含めまして約2年半ということで考えておりますので、よろしくお願いいたします。 91: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君。 92: ◎1番(今川 悟君) そうすると、順調に進んでも令和6年の秋とかそのくらいで、早くてもそうなのかなというのを認識いたしました。  そこで、やっぱり心配になってくるのは、面瀬は非常にありがたいんですけれども、その間、1個ずつしか多分進められないということで、どんどんほかの施設が老朽化していくということで。  そこで2番目のほうの、公民館というのは計画的に、やはりある程度建て替えていかなくてはいけないのではないかというところを後で質問したいと思います。  ただ、1点目の面瀬公民館についてなんですが、この人口減少の中で大きな公民館を建てるということ、実は私的にはちょっと抵抗があって。これからどうなるのか、建物を建てれば50年先まで使わなければいけませんから、そのときに地区がどうなっているかということを想像して造っていかなくてはいけないという中で、やはりそこで思うのは、市が言っている公民館の多機能化ということをしっかりモデル的にやるというのがこの面瀬地区の役割なのかなと思いました。そうでなければ、やはりこの時代に新しく、しかも大きく建物を建て替えるということは許されないのではないかと思いますので、ぜひその多機能化についてもっと積極的に、地区ももちろん汗をかくんですが、市側にも汗をかいてほしいと思っています。  そこでぜひ、今教育長からコミュニティー、まちづくり、地域課題等の部分でも多機能化という部分が出てきましたが、ざくっとしたイメージが湧かないのではないかと思っていまして。やっぱり市側にも、この多機能化について検討するプロジェクトチームが欲しいのではないかと私は思いました。地域のほうは、やはり住民は素人ですので、こういうものを欲しい、こういうものを欲しいというのは言うんですが、例えば福祉とか子育てとかいろんな分野を網羅する市のほうからも、この地域の拠点となるところにどういったものを付加できるかということを、ぜひ内部でも検討してほしいと思うんです。2年半の時間があるということで設計にも9か月ということですから、ぜひその辺を市からも提案いただけるよう検討していただくことはできないでしょうか。 93: ◎議長菅原清喜君) 地域づくり推進課長千葉正幸君。 94: ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 公民館の多機能化の関係で私から答弁させていただきます。庁内の部局の中で多機能化を話し合えるような会議を持っていればというところについても、現在、生涯学習課と地域づくり推進課のほうで、多機能化、まちづくりセンター化については地元との説明、協議を進めているところではございますが、これに関係する、例えば先ほど議員からも言われた福祉サイドの部局があったり、例えば安全安心の関係であれば危機管理課があったりというところもございますので、庁内での連携を図ってまいりたいと思います。  また、まちづくり協議会においても、まちづくり協議会の特色として、例えば防災の関係に力を入れたいとあればゲストとして危機管理課の出席をお願いしたり、福祉、子供政策でお願いしたいということであればそちらの担当課をお呼びして話をしているということもございますので、まちづくりセンター多機能化を進めていく上では、そういう形で行政も庁内で検討してまいりますし、まちづくり協議会の中の充実化も図ってまいりたいと考えております。 95: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君。 96: ◎1番(今川 悟君) 多機能化はまさしく庁内のいろんな課を横断するプロジェクトになると思いますので、ぜひ幅広くいろんな可能性を考えてほしいと思います。特に、行政サービスという視点からも、市側から提案することがあってもいいのではないかと思いました。ぜひその辺のことも今後検討してほしいと思います。  あと、全体のスケジュールについてなんですが、ここで一つお願いしておきたいのは、やはり指定管理者制度への移行とまちづくりセンター化という、総合計画でも定めている部分について、はっきり市側から依頼してもらわないと地域が動きづらいというのは、面瀬地区でも話し合ってきて分かりましたので。面瀬はもちろん取り組むんですけれども、今後、この面瀬に取り組んでる2年半の間に、次のところと話し合っていくことが大事だと思いますから、ぜひ市から、もうはっきり、指定管理とまちづくりセンター化を進めたいので検討を進めてほしいという依頼を出してもらわないと、地域が動き出すのを待っていると、なかなか動いていかないのではないかと思いました。特に、公民館の建て替えに当たっては、そこを条件というわけではないんですけれども、それを大前提に話を進めていくということが大事だと思いますので、そのために地域と早めの議論をしっかりすると。そのためには、市側からしっかり依頼をするということが大事だと思います。その点について考えを伺います。 97: ◎議長菅原清喜君) 地域づくり推進課長千葉正幸君。 98: ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) お答えいたします。  現在、面瀬地区と階上地区でこの協議を行っておりますけれども、今後、教育長からの答弁にもありますように、各地区にどんどん広げていきたいと考えておりますので。その辺につきましては、まちづくりセンター化になり得る公民館のまちづくり協議会等と正式に話をしたいというところを、市からお願いしながら進めてまいりたいと考えております。 99: ◎議長菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 100: ◎市長(菅原 茂君) 今川議員の御質問は指定管理者たる、ということだと思いますので。そのことについては、基本的な条件になろうかと思っております。 101: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君。 102: ◎1番(今川 悟君) ぜひ面瀬地区もモデル的に成果を出すように頑張りますので、市のほうも予算を早めにつけていただきまして、何しろ2年半もかかるということですから、早め早めの対応をよろしくお願いいたします。  3点目の質問に移ります。  超少子化時代の政策について伺います。  民間幼稚園の認定こども園化に併せて、令和5年3月で岩月保育所、令和6年3月で松岩保育所を閉所する市の考えが明らかになりました。  一方、こども園化は1年遅れて令和6年4月になるとの報告もありました。市として、この影響をどのように捉えていますか。お伺いいたします。  次に、気仙沼市就学前児童の教育・保育施設連絡会議は「官民一体となって子育て支援を高めていく場として会議の在り方を研究する」と1年前に答弁していますが、研究成果と令和3年度の開催状況を説明してください。  次です。児童福祉等再編整備計画の見直しについては、事業者と意見交換を重ねながら判断するとの考えが示されていましたが、その後の状況をお伺いいたします。この計画で令和5年度までに検討するとしていた新月保育所と階上保育所の移転整備、月立保育所と波路上保育所の閉所、そして唐桑保育所の認定こども園化について検討状況と見通しを示してください。  4点目です。小・中学校の35人学級化を本市が独自に進めることに難色を示してきましたが、栗原市では25人学級に取り組み始めました。改めて市の考えを伺います。  最後に、令和3年の年間出生数、合計特殊出生率に対して市の所感を伺います。 103: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君の質問に対し、当局の答弁を求めます。市長菅原 茂君。
    104: ◎市長(菅原 茂君) 超少子化時代の政策についてお答えいたします。  認定こども園への移行が1年遅れることによる影響についてでありますが、岩月保育所及び松岩保育所の閉所時期については、認定こども園を運営しようとする民間事業者からの報告を受け、改めて判断したものであり影響はないものと考えております。  次に、気仙沼市就学前児童の教育・保育施設連絡会議についてでありますが、会議の在り方については、昨年5月に開催した会議において、情報共有、意見交換をしながら幼児教育・保育の現場の課題を探り、同じ方向性を見ながら児童の育ちを支えていくことと確認したところであります。  参加した民間事業者からは、本市の出生数の減少に将来の安定運営を危惧していることや、障害のある児童の保育への負担増の課題が出され、今後とも継続的な議論が必要と考えております。  次に、児童福祉施設等再編整備計画の見直しについてでありますが、出生数が減少している状態が続いていることから、令和5年度の最終年度を待たずに見直す必要があると考えております。  その検討の主な内容は、公立、民間の役割の考え方は維持しつつも、より民間事業者にシフトする方向で、公立施設の規模の適正化を検討することが必要になると考えており、公立の認可保育所の建て替えや小規模保育所の閉所、認可保育所からの認定こども園への移行なども、その方向で進めてまいります。  次に、令和3年の年間出生数、合計特殊出生率に対しての市の所感についてでありますが、昨年の出生数は217人、合計特殊出生率は1.08と、どちらも過去最少記録を更新し、少子化に歯止めがかからない状況にあり、産業、子育て、地域コミュニティー等に及ぼす影響は大きいものと受け止めております。  本市としましては、企業誘致はもとより、市民や事業者を巻き込みながら子育て環境の充実や移住・定住施策等をはじめとする人口減少対策を展開し、その減少を緩和させていくことが重要と考えておりますが、一方で、将来人口を見据え、児童福祉施設等再編整備計画の見直しや義務教育環境整備計画の推進など、少子化に対応した効率的な行財政運営を進めながら、持続可能な社会の構築を目指してまいります。  なお、オープンデータの活用についてでありますが、地区別人口や出生数、未婚率など、人口に関わる様々なデータを公開するとともに、市政懇談会や各種研修会等を通じて、データに基づく分析や課題等についても、広く市民の皆様と共有してまいります。  私からは以上のとおりでありますが、教育関係については、教育長から答弁いたします。 105: ◎議長菅原清喜君) 教育長小山 淳君。 106: ◎教育長(小山 淳君) 小・中学校の35人学級化についてお答えいたします。  本市小・中学校の現状については、少子化だけでなく、宮城県による学級編制弾力化事業により、既に市内小学校97クラスのうち90クラスが35人以下となっており、中学校においても53クラス全てが35人以下となっております。  本市小学校全体及び中学校全体の学級当たりの平均人数が、それぞれ23.4人、26.7人であることと併せ、実態として35人学級化が進んでいる状況にあります。  また、国の施策により、小学校の35人学級化が年次進行しており、令和7年度までに全学年が完了いたします。  一方、本市で35人学級化を今あえて進める場合、本市独自で教員を雇用するために、たとえ数クラスの解消であっても多額の費用が必要となります。また、現在、病気休暇等による代替講師の確保にも困難を来しており、教員確保が大きな壁ともなっております。  このことから、本市独自に35人学級を全面的に制度として取り入れることは難しいものと認識しており、引き続き少人数指導等に係る加配教員の配置を県教育委員会へ強く要望し、よりよい教育環境を整えるよう取り組んでまいります。  一方で、児童・生徒数の減少が深刻度を増しており、主体的・対話的で深い学びを全ての児童・生徒に保障できるよう、義務教育環境整備計画による早期の学校統合をまずは目指してまいります。 107: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君。 108: ◎1番(今川 悟君) 何点か確認していきたいと思います。  最初に面瀬地区のこども園化ですけれども、影響はないという話でしたが、多分子育てしている方々からすれば、ちょっとがっかりしたかなという情報だったと思います。  そこでやはりお願いしておきたいのは、今回、具体的な移行に関するスケジュールも示されていますので、絶対この令和6年度というところからは遅れないように、市としてしっかりサポートをして、力を入れて取り組むところを御答弁いただければ、最初の質問は終わりますけれども。ぜひその辺の意気込みを確認したいと思います。 109: ◎議長菅原清喜君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 110: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  民間事業者さんの認定こども園化につきましては、これまでもいろいろとやり取りさせていただきながら進めてきておりますので、今後もその辺は継続しつつ、遅延なく整備できるようにサポートしていきたいと考えております。 111: ◎議長菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 112: ◎市長(菅原 茂君) 先ほど計画の見直しのところでも話したんですけれども、より民間の皆さんにお世話になっていくという。一方で、少子化が目に見えているという状態の中では、民間の皆さん方も不安だと思います。ですから、その経営がより安定するような形での再編というのを頭に入れなければならないと思うんです。それが一つの支援だと思います。  もう一つは、より民間にお願いをすることによって、市の負担は幾ばくかは減るわけだと思います。そのことを、市の負担が減ればいいということだけではなくて、民間の皆さん方の不安を支援する形がどういうものがあるのかということを研究しながら、そこも一つの現実として考えるという発想が今回は必要なのではないかと思っております。 113: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君。 114: ◎1番(今川 悟君) 結局利益を受けるのは子供たちに影響することですから、ぜひ力を合わせて進めてほしいと思います。  市長が最後におっしゃったとおり、いろいろ私も予算を調べてみたんですけれども、例えば小規模保育所費で見てみると、震災前は年間2億円くらいの予算がかかっていたものが、どんどん閉所が進んで、新年度7,000万円とか6,000万円だったと思います。そのくらいやはり保育にかけるお金という部分、もちろん認定こども園に回ったりという部分もあるんですが、そういうことをしっかり見て、市民にもそういったところが見えるように、ぜひ市長の考えどおりに進めてほしいと思います。  あと、2点目の連絡会議なんですが、開催状況ということで5月に1回やったときは私も傍聴させてもらいました。何か民営化の話とか、例えばこの岩月とか松岩の話とか、その後に決まったことですけれども、もうちょっといろんな情報共有があるのかなと思ったらあまりこう、数字的なもので市としてこういう政策というところはなかったと思いました。  ぜひ、今回岩月保育所の閉所とか松岩保育所の閉所という方針が出ると同時に、できればそういうところで意見交換するという、なるべく影響を受けないようにするということが大事だと思いますので、そういった考え、もうちょっと開催頻度を上げていくということはできないでしょうか。 115: ◎議長菅原清喜君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 116: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  今年度に関しましては、コロナの影響もあり、開催を見送ったということでございます。この会議につきましては、今後も継続して情報交換の場として行ってまいりますので、その辺、コロナの状況を見ながら、開催できる際には開催していきたいと考えております。 117: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君。 118: ◎1番(今川 悟君) 保育所の民営化というのは物すごく大きな課題だと思います。スムーズに進められるためには、まず意見交換、現状把握することからだと思いますので、ぜひ開催頻度を上げてほしいと思います。  再編計画に関しては代表質問でも答弁ありますので分かりました。令和5年度を待たずに新しい計画をつくるということだと思うんですが、前回の計画をつくるのには丸1年かかっているということで、結構、令和5年度を待たずとなると、もう早々に着手しなければいけないと思うんですが、その辺のスケジュールまで検討はされているんでしょうか。 119: ◎議長菅原清喜君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 120: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) お答えいたします。  児童福祉施設等再編整備計画、こちらで使っております児童の数字については年度で押さえております。学年で捉えておりますので、取りあえず3月末までの状況を踏まえて4月以降に動き出す形になろうかとは考えておりますが、令和4年度中には、どういった形でするかも含めて考えながらやっていきたいと考えております。 121: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君。 122: ◎1番(今川 悟君) 今の答弁ですと、新年度早々に動き出して、できれば令和4年度中には計画案をまとめたいというようなことで確認してよろしいですか。 123: ◎議長菅原清喜君) 子ども家庭課長熊谷啓三君。 124: ◎子ども家庭課長(熊谷啓三君) 令和4年度中には着手して、年度内を目途に制定できればと考えております。 125: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君。 126: ◎1番(今川 悟君) その中でまさしく民営化、民間事業者へのシフトという、先ほど答弁でもありましたけれども、その辺が具体的に支援策等含めて見えてこないと、本当に計画を立てても受け手がいないという状況になりかねませんので、ぜひ民間事業者にシフトする方法について具体的に検討してほしいと思います。これも、新年度ぜひ継続してここの部分は見ていきたいと思います。  あとは35人学級なんですが、これは質問する予定はなかったんですが、新聞に栗原市が25人学級というのを見て、35人学級を通り越して25人学級なんていう議論が始まっているということで、びっくりして取りあえず入れてみました。答弁は予想どおりの答弁だったんですけれども、やる気になればできるんだなというのはもう栗原市が示していますので。これはやはり市民からしてみれば、栗原では25人学級をやっているのに、気仙沼は35人学級でできない理由を随分つくっているとしか思えないと捉えられるのではないかという心配があります。  さっき教育長がおっしゃったとおり、教員確保の壁と。当然、栗原市もこの壁をクリアして25人学級をやるわけですから、できないわけではないわけです。そこを、やるかやらないかというところが、この教育にかける思いみたいな部分が、栗原市を見ているとやはり伝わってくるんです。これは教育長に聞くのは申し訳ないと思ったので。栗原市はどうしたかというと、市長がもう公約に掲げて、その公約を市の総合計画にしっかり盛り込んでという手順を踏んで進んだということで、市長。間もなく選挙があるみたいなんですけれども、公約にぜひ、この35人学級までは言わないんですけれども、少人数学級化を目指すということを、まず市長が公約に掲げるということからしか始まらないのではないかなと思いましたので。その点に関して、市長に一応お尋ねしたいと思います。 127: ◎議長菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 128: ◎市長(菅原 茂君) 先ほど教育長が答弁したのは、実態がこうだという話をまずしたんです。ですから、栗原市の実態がどうなっているのか、本市と違って1市2町だけの合併ではなかったので、学校の配置がどうなって、現在、実際何人なのという現実と、公約の実現性というものをまず見ないと評価ができないのではないかと思っております。  そのことと、今度我々は義務教育環境整備をしているわけです。数字的には、相反することが一瞬起こります。そのことも併せて考えたときに、現在、栗原がそうしたからといって公約に掲げるというようなことを簡単に言えるかというと、私はもう少しよく中身を見ないとできない、言うべきではないのかなと思っております。義務教育環境整備も進めなくてはなりませんし、少人数学級のよさというものも当然あるわけで。少人数というのは福祉学級という意味ではありませんが、そういう時代の流れというものも、このコロナで経験した新しい行動様式というものも含めて、検討すべき大きな課題になってきているのかなと思っております。 129: ◎議長菅原清喜君) 1番今川 悟君。 130: ◎1番(今川 悟君) 市長は確かに実現性を考慮して判断される方だと思いますので、ぜひお願いしたいのは、統合によって、例えば35人学級ぎりぎりのところで1クラスになってしまったとか、統合はしたんだけれども40人で1クラスみたいなところは、経過措置として何とか支援できないかとか、令和7年度までには国が全部やるということですので、その間だけでも何とかできないかということをぜひ考えてほしいと思います。  最後の合計特殊出生率が令和3年、1.08ということで、前年が1.17でしたからまた下がってしまって、市が目指している1.90、令和8年度で1.60、令和12年までには1.90という数字からさらに遠のいています。ぜひメッセージ性のある子育て施策というのをやってほしいと思いまして、少人数学級にとどまらず、気仙沼市は子育て、子供たちのために何か一生懸命やろうとしているということが市長の公約に入ることを期待しまして、私の一般質問は終わります。ぜひ今後とも継続して議論させていただきたいと思います。  終わります。 131: ◎議長菅原清喜君) これにて1番今川 悟君の質問を終わります。  暫時休憩いたします。  再開を午後1時といたします。      午後 0時02分  休 憩 ───────────────────────────────────────────      午後 1時00分  再 開 132: ◎議長菅原清喜君) 再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。 133: ◎議長菅原清喜君) 次に、今議会初日に行われました市長の行政報告に対する質疑を行います。14番村上佳市君。 134: ◎14番(村上佳市君) 行政報告に対して何点か質問をさせていただきたいと思います。  まず、火災の際に、菅原市長に現場においでいただきまして、消防職員、それから消防団等の激励をしていただきまして大変ありがとうございました。また、市当局におかれましても、コミュニティーセンターを速やかに開放していただき、避難者が使用する手続を取っていただいたことに改めて感謝申し上げます。  それで、何点か質問をいたします。  まず、火災が起きたときに消防車が来たわけですけれども、消火栓が団地の入り口にありまして、その消火栓からホースを延長したために、後から来た緊急自動車が、その住宅内に入るのに非常に難儀していたケースが見られました。それでよく牧沢公営住宅のC地区を見ますと、入り口が1か所しかございません。ほかの出口はパイプのようなものが入っておりまして、誰かが気づかなければそのパイプを外すことも、それから鍵がかかっていて、外すことも多分できなかったと思うんです。その中で、けが人を収容した救急車も、ホースが延長したために1か所の出口から出られずに難儀していたケースが見られました。その部分について、市のほうで、今後どのようにお考えなのか、まずお答えいただきたいと思います。  それからもう一つは、消火栓がかなりの数あったわけですけれども、なかなか消防関係の人が発見できず、調整池からホースを延ばすことを考えたみたいなんですが、その調整池になかなかホースを入れることができず、水利の確保に難儀したというケースがあったと思うんです。その辺の対応について、これからどう対応するか、お伺いいたします。  あともう一つは、出火原因について現在調査中ということでございましたが、非現住建造物等放火という容疑で被疑者が逮捕されております。この部分について、公営住宅に掛けていた火災保険がどのような取扱いになるか、お伺いいたします。 135: ◎議長菅原清喜君) 14番村上佳市君の質問に対し、当局の答弁を求めます。住宅課長三浦道明君。 136: ◎住宅課長(三浦道明君) お答えいたします。  C地区に関しましては、議員がお話しのとおり、出入口がもう1か所あったんですけれども、そこはバリケードで鍵をかけて、ふだん出入りできないような形で行っていたことは事実であります。  今お話があったことを受けまして、現在、鍵を外しておりまして、バリケードは人力ですぐ外せるようにしておりますので、今後は、何かありましたらそこを人力で外していただいてそこから入退室していただくという形で行っております。  調整池の関係につきましては、消火栓を基準どおりに設置はしておるんですけれども、住宅地の火災で、消防車が大量に行ったというので消火栓の数がという話でありましたけれども、その上で調整池からも水を取ろうという消防団の話がありました。住宅課といたしましては、調整池は消防水利ではありませんので、泥水があったりと、基本的には消防水利としては使っていただきたくないという部分がありました。ただ、水がたまっていたことも事実でありますので、その部分で使える状態ということも考えられました。それで消防署と相談したところ、消防水利は十分にあると。調整池は今後も必要とはしないというお話でしたので、消防水利は今の状態で、調整池は、もし使えるんであれば、どうしても必要という場合は使っていただくには問題はないと思うんですけれども、住宅課としては、消防水利としては管理する予定はありませんということをお伝えしたいと思います。  出火原因につきましては現在調査中ではありますけれども、マスコミ等でも放火だという形で現行犯逮捕されているので、原因的にはそれらの方向になるのではないかと思っております。その場合の火災保険の関係なんですけれども、原則としては本人に求償する形にはなると思うんですけれども、火災保険の対象建物になっておりますので、現在その部分で第三者に、火災保険で対応できるかどうか、保険会社のほうと相談している状態であります。  以上であります。 137: ◎議長菅原清喜君) 14番村上佳市君。 138: ◎14番(村上佳市君) 分かりました。バリケードの件は鍵を外したということですが、その辺は地域の人、それとも消防関係とか緊急事態時のその人たちに周知するのか。鍵を外せるという状況が分かっていないとうまくないと思うんですが、周知の方法はどのように考えているかお伺いいたします。  それから、調整池からは水は取らないということですので、消火栓という部分で。消火栓もあれですよね、それこそホースが回ってしまうとなかなか車両の通行ができなくなるという部分では、ある場所もしっかりと周知しておくところが必要だと思うんです。今回はなかなか消火栓のある場所が分かりづらかったというような声も聞いていますので、その辺についての対応はどうなのかお伺いします。  あとは、被疑者が逮捕されているということで、はっきりとした原因ではないんですけれども、放火が原因であるという部分では、保険会社としっかりと調査をしながら、市に損害が及ばないような形で進めなければならないと思うんです。その辺についてもう少し具体的に説明をしていただきたいと思います。 139: ◎議長菅原清喜君) 住宅課長三浦道明君。 140: ◎住宅課長(三浦道明君) お答えいたします。  バリケードの鍵の関係につきましては、消防等々にもお話を行いたいと思います。あとは地元の方々にも、折を見つけて説明をしていきたいと思っております。  あと、調整池とか、消火栓の位置に関しましても、新しい地区、災害公営住宅とか防災集団移転、新しく震災後に整備した場所ですので、地元の消防団の方々が場所の確認を取れていない可能性もあります。そこに関しましては消防団に再度設置場所等お伝えして、消防団係から消防団にお伝えしていただくような形で進めたいと思います。  3番目につきましては。 141: ◎議長菅原清喜君) 財産管理課長伊東秋広君。 142: ◎財産管理課長(伊東秋広君) 一つ前の消火栓の件について少し補足をしたいと思いますけれども、基本的にあそこは開発行為で開発しておりますので、消火栓の位置、箇所、数については、公共施設管理者である消防と協議をして決めております。ですので、消防では確認をしているとは考えておりますけれども、なお情報共有を図っていきたいと思っております。  あと、保険のほうでございますけれども、こちらについては建物共済保険の全国市有物件に入っておりまして、再建方法によって金額等が変わってくるということになります。その辺も踏まえた上で、保険が確実に頂けるように努めてまいりたいと思います。  以上でございます。 143: ◎議長菅原清喜君) 14番村上佳市君。 144: ◎14番(村上佳市君) 分かりました。火災発生が1月27日でもう1か月以上たっている状況なので、今その質問した事項については、早めに関係機関と情報交換をして情報提供するべきだと思うんですが。今の答弁ではこれからやるというような形だと思うんですが、その辺はどのようになっているんですか。  あともう一つは、自治会がないということで、消防団、それから避難者への支援というのが、なかなか組織的に行うことができなかったのではないかと思うんですが、その辺についてはいかがお考えでしょうか。 145: ◎議長菅原清喜君) 危機管理監兼危機管理課長阿部久人君。 146: ◎危機管理監兼危機管理課長阿部久人君) 消火栓、それから貯水槽は各3つの団地ごとに1つずつございます。これについては、所在は消防署、それから地元の消防班では把握していたんですが、火災の応援に駆けつけたほかの消防の消防団、ほかの地区の方々が把握できていなかったということもありまして、先ほど住宅課長が述べたとおり、消防団係を通じて、なお全体に周知を図っていきたいと思います。  避難の周知方法につきましても、地元の方々に、防災説明会など、あるいはワークショップなどを開きながら、どこの団地の方がどちらに逃げればいいのか、こういうのを地元と話し合いながら周知を図っていきたいと思います。  以上です。 147: ◎議長菅原清喜君) 地域づくり推進課長千葉正幸君。
    148: ◎地域づくり推進課長(千葉正幸君) 自治会がない行政区でございますので、その点について回答させていただきますが、火災発生直後にコミュニティーセンターを開放しまして、避難が必要な方については受入れをしたところでございます。  また、A地区、B地区、C地区の住民の方も、その際、コミュニティーセンターで避難者をお世話いただいたというような対応を取らせていただいております。  なお、A地区、B地区、C地区につきましては、本来であれば1つの行政区の自治会として設立に向けて動いていたところでございますが、現在は、A地区、B地区、C地区それぞれの地区において自治会設立に向けた支援をしているところでございます。よろしくお願いいたします。 149: ◎議長菅原清喜君) 14番村上佳市君。 150: ◎14番(村上佳市君) 分かりました。こういう火災等はいつ起きるか分からないので、しっかり情報の共有をしながら、被害を最小限に食い止められるような方策を考えていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で終わります。 151: ◎議長菅原清喜君) 12番千葉慶人君。 152: ◎12番(千葉慶人君) 実は私も火災の水利の件に関して質問しようと思ったんですが、その大方は前者が質問なさいましたので納得いたしました。  そこで1つ問題にしたいのが、消防団との水利の情報の共有は図られていた、あるいは地元の班が把握していたけれども、応援に来た部隊がそれを把握していなかったための混乱が起こった等々の答弁がありました。  どこで質問しようかというのもあったんですけれども、実は、今後審議される新年度予算に関しましても、消火栓の災害復旧という予算が入っております。ということは、やはりこの復旧・復興過程におきまして、新しい消火栓あるいは位置の変わった消火栓が多々あるということかと思います。  消防団の経験者から申し上げますと、私が所属していた班におきましては、消防車に住宅地図を常備し、そこに全ての水利、消火栓あるいは貯水槽の位置をマーキングし、さらに、機関員、班長は、自分のオフのときにそこを回る、あるいは巡回のときにそこを回る、水利を把握した上で、事に備えていたわけです。  今のお話を伺っていますと、これから情報の共有を図っていきたいというのも非常に遅いと思いますし、例えば前者が質問したホースが混乱していた云々というのも、私に言わせていただければ、訓練不足があるのではないかと思います。本来であれば、自動車なり、能力の高いポンプを持った車が、その水利について、そこから分けていく。そういうような訓練がなされてしかるべきであろうし、応援に行く部隊は、そこを邪魔しないような形でくっついて、それを応援するというのが、体制としてしかるべきではないかと思います。  今後の災害を防ぐためにも、情報の共有はもちろんですけれども、やはり団の会議におきまして、そういう出動体制、そういう確認を再度訓練としてやっていただくべきではないかと思うわけですけれども、いかがでしょうか。 153: ◎議長菅原清喜君) 危機管理監兼危機管理課長阿部久人君。 154: ◎危機管理監兼危機管理課長阿部久人君) お答えいたします。  今年度も実施しておりましたけれども、消防署の指導を得ながら消防団員の訓練を行っております。この機会を捉えながら、なお、消火栓等の位置の把握であったり、あるいは情報の共有の仕方、消火の仕方、これらを気仙沼消防署から御指導いただいていきたいと考えます。  以上です。 155: ◎議長菅原清喜君) 12番千葉慶人君。 156: ◎12番(千葉慶人君) 私もそうでしたけれども、消防団員は火事に挑むと、やはり気分が高揚するといいますか、頭に血が上って、とにかく早くやらなければという思いが先に立って、なかなかうまくできないことも多々あります。ゆえに、日々の訓練というものが非常に大事になってくるかと思いますので、ぜひ連携を取っていただいて有事に備える体制をつくっていただければと思います。よろしくお願いします。 157: ◎議長菅原清喜君) 市長菅原 茂君。 158: ◎市長(菅原 茂君) 基本的には消防団、消防本部が連携を取って十分な情報交換も行われているはずだと私は理解をしていますが、残念ながら今の答弁で分かることは、本市の危機管理課がどこまでどういう共有が行われているのかを把握していないということが、まず最初に問題です。消防団はどういう訓練をしてどういう作業をしていただける方たちなのか、そのことを消防本部はどのぐらい理解して、どのぐらいサポートしていって、具体的にはそれは作業としては何なのだということも、市としてはしっかり把握した上で、このことを、本当に仕事をなげうって火災現場に行っていただいたり、夜中中対応していただいたりしている方たちの気持ちを尊重しながら運んでいかなくてはいけないと思ったところでございます。 159: ◎議長菅原清喜君) よろしいですか。(「はい」の声あり)  9番秋山善治郎君。 160: ◎9番(秋山善治郎君) 私は先ほどの質疑にもありましたけれども、出火原因についてお伺いします。行政報告では、「現在、気仙沼消防署において調査中であり、現時点では不明であります」と書いてあります。先ほどの課長の答弁はこの行政報告の内容を変更したということなんですか。どうなんでしょうか。そこが分からないので、それでなぜこういう表現で行政報告しなければならなかったのかという点についてもぜひお聞かせください。 161: ◎議長菅原清喜君) 住宅課長三浦道明君。 162: ◎住宅課長(三浦道明君) お答えいたします。  出火原因につきましては、正確には消防署が火災調査報告書という形で報告した部分で出火原因が確定するとなっております。それで、今回の火災に限らず、通常どおりでいけば、その調査報告書の作成に二、三か月ぐらいかかるので、その報告書が出ない間は、出火原因については調査中という形で報告せざるを得ないというところであります。ただ、出火原因につきましては放火という形で逮捕されたと、新聞報道どおりお話ししただけであります。  以上であります。 163: ◎議長菅原清喜君) 9番秋山善治郎君。 164: ◎9番(秋山善治郎君) そうした場合、当市が加盟している保険会社と交渉するときは、この行政報告の文書をもって交渉することになるんでしょうか。それともマスコミで報道されている内容を含めて、それでの交渉ということになるんでしょうか。そこについてはどうなんでしょう。 165: ◎議長菅原清喜君) 財産管理課長伊東秋広君。 166: ◎財産管理課長(伊東秋広君) お答えいたします。  保険会社のほうについては、今現在知り得る範囲の中で、速報という形で報告させていただいております。その後、出火原因等確定後に、あとまた再建方法、もしくは復旧する、しないの別を確定した後に、正式な文書で保険金の請求をするという流れでございます。  以上でございます。(「分かりました」の声あり) 167: ◎議長菅原清喜君) 20番小野寺俊朗君。 168: ◎20番(小野寺俊朗君) 住宅街で起きた火災、そして全焼という中で、もう1か月以上たっている状況で、その火災現場が、要するに解体等、整地されているのかどうか。しばらく行っていないものですからお聞きしたいと思います。確認したいと思います。 169: ◎議長菅原清喜君) 20番小野寺俊朗君の質問に対し、当局の答弁を求めます。住宅課長三浦道明君。 170: ◎住宅課長(三浦道明君) お答えいたします。  火災現場につきましては、飛散防止のベニヤ板とかで窓等を塞いでおりまして、今現在、崩れるとか、風等で物が散乱するという状態にはなっていない形にはしております。  解体につきましては、全焼といいましてもほとんど屋根まで形が残っている状態で、時間がかかるという部分もありまして。今住宅公社にお願いして解体費用が幾らぐらいかかるのかとかの見積りをとっていただいている状態で、できるだけ早く解体するよう準備は進めているところであります。 171: ◎議長菅原清喜君) 20番小野寺俊朗君。 172: ◎20番(小野寺俊朗君) 今準備しているというのは分かります。それで、やっぱり周りの方々は、焼け残った建物を見るのも大変です。見ているのも大変だと思うし、また何が起きるか分からないということで言えば、今、お話しのように早く解体の見積りを取っているということでございますけれども、なるたけ早く解体をして、整地をして。その後については先ほど答えがありましたので、早く更地にするような形をつくっていただきたいと思います。  お願いでございます。よろしくお願いします。 173: ◎議長菅原清喜君) よろしいですか。(「なし」の声あり)ほかに質問がないようですので、これにて行政報告に対する質疑を終わります。 174: ◎議長菅原清喜君) 次に、報告に対する質疑を行います。  質疑は項目ごとに行います。  初めに、報告第1号専決処分の報告についてに対する質疑を行います。(「なし」の声あり)ほかに質問がないようですので、これにて報告第1号に対する質疑を終わります。  次に、報告第2号専決処分の報告についてに対する質疑を行います。(「なし」の声あり)ほかに質問がないようですので、これにて報告第2号に対する質疑を終わります。  次に、報告第3号専決処分の報告についてに対する質疑を行います。(「なし」の声あり)ほかに質問がないようですので、これにて報告第3号に対する質疑を終わります。  次に、報告第4号専決処分の報告についてに対する質疑を行います。9番秋山善治郎君。 175: ◎9番(秋山善治郎君) 1点お伺いしたいと思います。  この説明資料の中に、残土運搬が今回増工になっていまして、27キロの運搬距離が入っています。これはどこに運搬したんでしょうか。 176: ◎議長菅原清喜君) 9番秋山善治郎君の質問に対し、当局の答弁を求めます。水産課長川村貴史君。 177: ◎水産課長(川村貴史君) お答えいたします。  大谷漁港の海岸保全施設整備事業、防潮堤工事ですけれども、こちらのほうへ運搬となります。  以上です。(「終わります」の声あり) 178: ◎議長菅原清喜君) よろしいですか。(「なし」の声あり)ほかに質問がないようですので、これにて報告第4号に対する質疑を終わります。  次に、報告第5号専決処分の報告についてに対する質疑を行います。(「なし」の声あり)質問がないようですので、これにて報告第5号に対する質疑を終わります。 179: ◎議長菅原清喜君) 以上をもちまして本日は散会いたします。  大変お疲れさまでした。      午後 1時27分  散 会 ───────────────────────────────────────────   地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  令和4年3月3日                    気仙沼市議会議長  菅 原 清 喜                    署 名 議 員   小 山 和 廣                    署 名 議 員   三 浦 友 幸 発言が指定されていません。 このサイトの全ての著作権は気仙沼市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) KESENNUMA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...